こんにちは、二児の母のメァ(@mea_magika_blog)です!
痛ましい事件や事故が続く、今日このごろ。
『自分の子供には、そんな思いをさせたくない!』
そんな親御さんがほとんどだと思います。
今回は、事件や事故、その他もろもろから子供を守るために『いま私達ができること』をご紹介します。
日常での注意点から、保険などについてもお話していきます。
誤飲事故から守る
子供を守るには、『目を離さない』ことが一番です。
しかし、物理的に不可能なこともありますよね…
乳児期には、親も気を張って気にしていたりするのですが、1歳を過ぎる頃にはもう大変です。
この頃に重要なのは、『避けられるものは避け、頼れるものは全部頼る』というのがオススメです。
食事関係
つかみ食べをし始めたあたりから、子供が自分で食べたがることが多くなってきます。
その時に気を付けたいのが、食べ物の大きさです。
ミニトマトやミートボール、イチゴやブドウなど、1口サイズのものは要注意です。
1口サイズのものは、大人から見れば食べやすい大きさかもしれません。
しかし、子供にとっては口の中いっぱいになったり、喉の奥にちょうどスッポリはまるサイズでして、窒息の危険性がとても高いのです。
よく噛まずに食べれば、どんなものでも窒息の危険はありますが、1口でパクっと入れられるものほど詰まりやすい傾向にあるようです。
実際、うちの長男が2歳くらいの頃、1口サイズにしたリンゴを喉の奥に詰まらせてしまったことがありました。
幸いすぐに気付いて処置ができたので、大事にはなりませんでした。
子供に与える時は、1口サイズは避け、更に小さくすることをオススメします。
身の回りの物
3~4歳くらいまでは、なんでも口に入れると考えてください。
「え、そんなに大きくても?!」と思ったそこのあなた。
そんなに大きくても、です!!
うちの長男は、『飴みたいだから』とビー玉を舐めていたり、面白いからとガチャガチャのカプセルを丸ごと咥えてみるような子でした。
そして、そんなのは決してうちの子だけではなく、調べてみると意外と多いんです。
また、複数の子供を持つ家庭で特に気を付けたいのが、『上の子の持ち物』です。
オモチャから飛び出してしまった電池や、しまい忘れの小さなブロック。
鉛筆や消しゴムなどの文房具や、お小遣いで貰った小銭、プリントを留めていたはずの目玉クリップや磁石。
剥がれてそこら辺に落ちていた絆創膏に、いつの間にか外れたチョ○Qのタイヤ、プラ○ールの割れた連結部の破片。
これらは、この1ヶ月程の間にうちの長男が落としていて、かつ次男氏が口に入れようとした物です。
ほとんどが、子供が居れば当たり前にあるような物ですよね。
また、乳幼児本人のオモチャや大人の持ち物にも注意が必要です。
木製やプラスチック製のオモチャや一円玉などのアルミ製品、ボタン電池や磁石などは、誤飲した場合、命の危険が高まります。
木やプラスチックやアルミは、その他の金属とは違いレントゲンに写りにくいです。
そのため、呼吸困難になったとしても原因物質がどこにあるかを判断するのが非常に難しいのです。
また、ボタン電池や磁石は、体内での移動時や化学反応により、内臓を損傷させてしまう恐れがあります。
『水に入れると膨らむ』系の玩具などでも、誤飲事故は多発しています。
誤飲した場合に命の危険が高いのは、薬やタバコ、針などの危険物だけではない!ということを知っておいてください。
誤飲した場合の応急処置
気を付けてはいても、誤飲事故が起きてしまうことはあります。
子供が居ると、片付けても片付けても散らかされるものです。
毎日毎日毎日毎日片付けても…です。
しかし、万が一が起こってしまった時でも、対処法を知っているのと知らないのとでは、その後の容態は全く違うものになります。
まずは救急車を呼ぶ(119番通報)
誤飲などが疑われる場合や、原因不明だが呼吸困難になっている、声が出せない等の場合は、意識があるなしに関わらずまず救急車を呼んでください。
このあと解説する応急処置でどうにもならなかった場合、それから通報していたのでは手遅れになる可能性もあります。
人手がある場合は、1人が通報しながら、もう1人が応急処置をするのが良いでしょう。
1歳未満の乳児の場合
乳児の場合は、意識がある場合はまず『胸部突き上げ法』と『背部叩打法』を、数回ずつ交互に行います。
イラストでイメージが沸かない場合は、動画で確認しながらシミュレーションしておきましょう。
1歳以上の幼児の場合
1歳以上の場合は、『ハイムリック法』を行います。
記事のタイトル上『幼児』としていますが、この方法は成人や高齢者にも使われるので、乳幼児が居ない方も覚えておいて損はないです。
イラストでイメージが沸かない場合は、動画で確認しながらシミュレーションしておきましょう。
意識がない・なくなった場合
意識がない場合は、『心肺蘇生法』を行います。
イラストでイメージが沸かない場合は、動画で確認しながらシミュレーションしておきましょう。
これらの応急処置は、母子手帳にも記載されています。
交通事故や事件から守る
子供が大きくなってきて、自分で歩くようになると出てくるのが、『交通事故や事件』の危険です。
急に道路に飛び出して…買い物中に走ってどこかに行ったまま迷子に…など。
ヒヤッとした覚えがある親御さんもいるのではないでしょうか。
飛び出しや迷子による事件から守る
子供の飛び出しを防ぐには、幼いうちは便利グッズに頼るのが一番です。
我が家にも1歳9ヶ月の幼児がおりますが、言って聞くような時期じゃありません。
私は、長男が幼い頃からずっと『迷子防止リュック』を使用しています。
長男のときには、上のような迷子紐付きのリュックに数枚オムツを入れて背負わせていました。
次男はリュックを嫌がっていたので、上のようなぬいぐるみタイプの物を利用しています。
使用中の様子はこんな感じです。
迷子紐の持ち手は手で持つのではなく、親のズボンのベルトループや鞄につけておくと、『散歩中の犬』感はかなり薄まりますw
迷子紐を付けていることにより、迷子だけでなく道路などへの飛び出しも防止できます。
手をつないでいても、予想だにしていないときに突然手を振り払って、弾丸のように走って行くのが、子供というものです。
手をつないでいる時でも、予防策として使用するのが得策です。
交通事故から守る
交通事故は、片方だけの安全意識では完全に防ぐことができません。
しかし、被害をなるべく少なくする努力は可能です。
交通ルールを教えても、過信はさせない
交通ルールを正しく教えることはとても大事です。
しかし、『全ての人が交通ルールを守る』という前提で教えるのは、危険だと思っています。
歩行者でも自転車でも車でも、交通ルールを守らない人はいます。
自分が交通ルールを守っていたとしても、相手が守っていなければ、事故は起きてしまうのです。
例えば信号待ち1つでも、『青になっても、信号無視の車がいるかも知れないから、きちんと確認してから進もうね』など。
左右の確認が必要な具体的な理由をつけることにより、より子供の理解を深めることができます。
教えるべきは『自分の命の守り方』です。
ヘルメットやチャイルドシートは正しく装着
自転車や車に子供を乗せるときは、必ずチャイルドシートに乗せてください。
自転車の場合は、ヘルメットも忘れずに、顎ベルトをしっかり締めて装着させてください。
顎ベルトが緩んでいるままだと、何かの拍子にヘルメットが脱げたり、転倒などの際にどこかに引っかかり、首へ異常な負荷がかかる危険もあります。
自転車やチャイルドシートに関しては、過去の記事もご覧ください。
『保険』で子供や家庭を守る
『子供に関わる保険』となると、学資保険が代表的です。
将来かかる学費を貯めつつ、保護者などの契約者がなくなった場合の死亡保険を兼ねていたり、子供本人の医療保険を兼ねているものもあるのですが…
今回は学資保険の話ではありません。
『子供が加害者側になった時のための保険』です。
義務化もされた自転車保険
自転車での事故が多発している現代。
実は、各都道府県で『自転車保険の義務化』が始まっています!
現在では、埼玉県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・鹿児島県の全域で義務化され、他の県でも市区町村単位で義務化されており、いずれは全ての都道府県で義務化されると考えられています。
「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」が改正されました~自転車損害保険加入義務化等~(平成30年4月1日施行) - 埼玉県
自転車事故による負傷者は、14歳以下の事故では特に多いのです。
上記の表には、もちろん被害者としての人数も入っていますが、加害者としての人数も含まれています。
つまり、子供の事故だからといって必ずしも被害者側というわけではないのです。
自転車乗用中の事故は『車両の交通事故』として扱われるため、過失割合なども関係してきます。
子供は運転も拙く、ブレーキ動作などが遅れてしまうことも多々あります。
子供が自分で自転車を運転していて、歩行者に激突して相手が亡くなってしまった…という事故も、かなり多く発生しているんですよ。
高額な賠償額の例としては、1億円近くの賠償が発生した事例もあるそうです。
自転車保険は、損害保険会社はもちろん、携帯電話会社や楽天などのインターネットでも加入することができます。
自転車保険プラン<子供コース>【満18才未満対象】【超かんたん保険】【自転車】【保険】【自転車保険】
【家族型】自転車保険プラン<節約コース>【超かんたん保険】【自転車】【保険】【自転車保険】
ちなみに、自転車保険が義務化されている地域では、他の地域から自転車を持ち込んで利用する場合にも自転車保険の加入が必須となります。
コンビニなどで一時的に加入することも可能ですよ!
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個人賠償責任保険
自転車保険は、自転車での事故が対象となりますが、これから説明する『個人賠償責任保険』は日常生活での様々な賠償事例に対応してくれます。
個人の日常生活や住宅の使用・管理等に起因して第三者の身体や財物に損害を与え、賠償責任を負担した場合の損害を包括的にカバーする賠償責任保険である。
実はこの『個人賠償責任保険』なんですが、第三者の身体や持ち物に損害を与えた場合に対象となるため、自転車での事故にも対応してくれるのです!
個人賠償責任保険は、車の任意保険の特約で月100円前後で追加することも可能です。
ご自身の車の任意保険に、そういった特約があるかを確認してみるのが一番オトクかもしれません。
自転車保険や個人賠償責任保険があるからと言って、子供が加害者側になった場合にその事実がなくなるわけではありません。
しかし、高額な賠償により家庭が崩壊することは避けられます。
『子供を守るための家庭』を守る、と言ったほうが適切かもしれませんね。
今回のまとめ
今回は、『子供を守るために』をテーマとしてお話しました。
- 1口サイズは意外と喉に詰まりやすいので避ける
- 迷子紐などの便利グッズを頼る
- ヘルメットやチャイルドシートを正しく着用させる
- 交通ルールはもちろん『自分の命を守る方法』も教える
- 加害者側になってしまった場合のことも考える
以上が今回のまとめです。
子供を守るためにできることは沢山ありますが、今回お話したことは『明日からでもできること』ばかりです。
特に、子供が一人で歩けたり自転車に乗れるようになってからは、子供本人の命はもちろん、他人の命も関わってきますので、早いうちから教え込んでおくことが重要だと考えています。
mea.
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参考元:日本小児呼吸器学会-PDF
皆大好きな「飴」喉に詰まる危険が!子供を守るためにできる対策 | MARCH(マーチ)
「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」が改正されました~自転車損害保険加入義務化等~(平成30年4月1日施行) - 埼玉県