Rainy Soul ~イギリス研究留学してました~

研究者がアカデミックなことなどを中心に徒然なるままに書いています。イギリスに研究留学していた際の情報も載せています。

日本人にとってスピーキング英語が難しい理由を分析してみた

2019-04-13 | イギリス。
イギリスで暮らしているとやっぱり英語って難しいと感じることが多いです。
特に頭の中で論理的思考を日本語で展開している時に英語で話しかけられると、ほとんどとっさに返せません。
そもそも私自身が英語(特にスピーキング)がうまくないということもあるのですが……。
それでもなぜ難しいと感じるのかを考えてみました。

①語順が違う
動詞・時制が先にくる英語と、最後に来る日本語ではこの違いはかなり大きいと思っています。日本語を直訳しながら話すと必ずこれに引っかかってしまうので、動詞の時制がめちゃくちゃになりがちです。といってもこちらでも聞いていると割と動詞の活用は適当なことも多いような気がしますが(笑)。

②基本の発音が違う
英語と日本語では基本の音がかなり違いますよね。西洋出身の人の日本語発音がカタカナ表記になってしまうのと同じで、日本語にはrとlの発音がないなど音の違いは大きな問題です。でも、イギリスのように多国籍な国だといろいろな国の出身の人がいて、例えばイタリアやスペイン出身の人の英語なんかはまたそれで独特の訛りがありますが、それでも通じているので、発音そのものはあまり大きな問題ではないのかなと思います。

③語彙が違う
基本的には日本語の方が語彙が多く細かなニュアンスの使い分けがあるので、英語と1対1対応ではないです。なので、どの言葉を選ぶかとかで迷いがちです。

④アクセント言語とイントネーション言語
私自身の英語はそれなりに英語発音なのですが、『Sorry?』『I can't get it.』と良く聞き返されてしまいます。その根本的な原因はアクセント言語とイントネーション(音調・抑揚)言語の違いが一番大きいのかなと思っています。日本語は各単語に強弱をつけるのではなくて抑揚で意味を付与します。一方、英語はアクセントで大事な単語を強く発音します。なので、こちらの人はどの単語が強く発音されたのかで意味をくみ取る習慣がついているのだと思います。だから、日本語のように強弱をつけないで英語を話すと、どの単語が大事なのかを聞き取れないため、話している言葉が理解できないのかなと感じています。おそらくこれが日本人英語の弱点で、逆に言えばここを気をつければ日本語発音(カタカナ発音)の英語でも通じるのではないでしょうか。

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