生地選びの参考に~肌が弱い人のための天然系繊維一覧

アクリル・ポリエステル等の石油系繊維が肌に合わない人(自分)のための、「天然繊維と再生繊維」一覧です。近頃、カタカナ名の繊維が多くて混乱しがち(自分が)なので、ざっくりまとめてみました。

天然繊維

綿(コットン)


原料:綿花。しわになりやすい。

麻(リネン)

原料:麻。しわになりやすい。物によってはチクチク感あり。

毛(ウール)

原料:羊毛。洗濯には弱い。物によってはチクチク感あり。

絹(シルク)

原料:蚕の繭。光沢あり、なめらかな肌触りとドレープ性。洗濯には弱い。

再生繊維

レーヨン(「ビスコース」はレーヨンの一種)

原料:木材パルプ。光沢あり、なめらかな肌触りとドレープ性。洗濯に弱い(縮み、型崩れ、しわ)。

キュプラ(「ベンベルグ」は旭化成の登録商標)

原料:綿花。レーヨンの一種。レーヨンよりも洗濯に強い

モダール

原料:ブナの木。レーヨンの一種。レーヨンよりも洗濯に強い

テンセル(「リヨセル」は欧州での品質表示名)

原料:木材パルプ。光沢あり、なめらかな肌触りとドレープ性。強度はレーヨンより上(ポリエステル程度)、洗濯に強い

アセテート

原料:アセチルセルロース。光沢あり。引っ張り強度はレーヨンより弱摩擦に弱い

トリアセテート

アセテートとほぼ同じ。濡れたときの形態安定性、耐熱性がわずかに改良されている。

おわりに

私の場合、天然繊維・再生繊維については基本的にチクチク感・痒みが出ません(アセテートは着用経験なく不明)麻と毛についてはチクチクするものがあるので注意するようにしています。

毛・絹は、綿との混紡の方が洗濯に強いので、コットンシルクやコットンウールを選ぶことが多いです。綿・麻については、しわになりにくい織り・加工・混紡について調査研究中!

再生繊維の目指すところは「人工の絹」ということかしら。強度からするとテンセルが一番いいってことかな。


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肌が弱いと、石油系繊維が使えなくて、選択肢が狭まります。でも、数多の生地の中からぐんと候補数を絞り込めるということで、ある意味楽だなぁとも思います。天然繊維・再生繊維は石油系繊維に比べてしわになりやすい……でも毛玉はできにくく静電気も起きづらいのが好きです。また、アクリル・ポリエステルと違って、ダイロンで染色可能なので、届いた生地が思ってた色味と違ったときなどはリカバリー可能性もあります。

そんな天然繊維の良さを楽しんでいる今日この頃です。

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