乱鳥の書きなぐり

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 映画『菊とギロチン』 5,8★/5★(筋書きが満点以上) 監督:瀬々敬久 脚本:相澤虎之助脚本・相澤虎之助 音楽:安川午朗 私は、この映画はとても好きです。

2019-12-12 | 映画

 映画『菊とギロチン』 5,8★/5★(筋書きが満点以上) 監督:瀬々敬久 脚本:相澤虎之助脚本・相澤虎之助 音楽:安川午朗 私は、この映画はとても好きです。
 
 
 映画『菊とギロチン』を見て、いたく感動した。
 日本でも、今でもlこのような十こいな映画が制作でされているのだと、嬉しく思った。

 映画『菊とギロチン』は三時間以上の対策であったらしいが、見ていて、。あっという間にラストを迎えた。
 それほどまでに、筋書きが面白かった。
 音楽がそれを、もり立てた。

 時代性や人物像がしっかりと知っていた。
 多少なりとも伝統芸能や角付けや民俗学に関心を持つ私にとっては、この映画は魅力的であった。
 又、貧農で子守(民俗学では諸説唱えられている)といった出で立ちの女性が、「女相撲」という自立した生き様に憧れ、逃れたいという場面から始まるこの映画に虜になった。

 話が進むにつれ大杉栄など随所随所に、この映画にとって重要な役割を果たす人物が取り上げられていた。
 大杉栄の描き方も特徴的で、この映画は真正面から取り組んでいられるのだということを感じた。

 一方、ギロチン社の男たちは、自分たちの無力さに腹立たしさを感じていた。
 もがく苦しみ行動に移すが、なかなか結果を見出せない。
 
 男たちは女相撲と出会う。
 そして、次の言葉が印象的であった。

「女一人助け出せなくて、革命が起こせるか!!!」


 朝鮮国の女性も、ドラマがあった。
 貧農の女にも、逃れてきた女にもドラマが。
 革命を起こそうと企てたギロチン社の男たちにも。
 シベリアで戦ってきた兵士たちにも。
 生きている全ての人間に、それぞれの大切なドラマがあり、映画はその部分も強調された。


 見てよかった。
 いや、もう一度みようと思い、録画を消去しなかった。


 このような素晴らしい映画を見ることができ、満足した。
 私は、この映画はとても好きです。




 
 脚本 相澤虎之助
     瀬々敬久
 製作総指揮 坂口一直
       石毛栄典
       浅野博貴
       藤川佳三
ナレーター 永瀬正敏
出演者
   木竜麻生
   東出昌大
   寛一郎
   韓英恵

 音楽 安川午朗
 撮影 鍋島淳裕
 編集 早野亮
 製作会社 スタンス・カンパニー・国映
 配給 トランスフォーマー
 公開 日本の旗 2018年7月7日
 上映時間 189分
 製作国 日本の旗 日本
 言語 日本語


ジャスト
花菊ともよ:木竜麻生
十勝川たまえ:韓英恵
中濱鐵:東出昌大
古田大次郎:寛一郎
玉椿みつ:嘉門洋子
小桜はる:山田真歩
勝虎かつ:大西礼芳
梅の里つね:前原亜希
若錦まき:仁科あい
羽黒桜まつ:田代友紀
小天龍よし:持田加奈子
与那国うし:播田美保
日照山きよ:和田光沙
最上川せん:背乃じゅん
2代目小桜:原田夏帆
三治:嶺豪一
岩木玉三郎:渋川清彦
倉地啓司:荒巻全紀
河合康左右:池田良
仲喜一:木村知貴
小川義雄:飯田芳
田中雄之進:小林竜樹
小西次郎:小水たいが
内田源太郎:伊島空
茂野栄吉:東龍之介
大杉栄:小木戸利光
和田久太郎:山中崇
村木源次郎:井浦新
飯岡大五郎:大西信満
佐吉:川本三吉
キチジ:高野春樹
栄太:中西謙吾
田中半兵衛:嶋田久作
正力松太郎:大森立嗣
丸万:菅田俊
森本一雄:宇野祥平
定生:篠原篤
坂田勘太郎:川瀬陽太
水島:渡辺謙作
魚売の音弥:鈴木卓爾
金善姫:中田彩葉
ハツ:松山カオル
佐吉の父:飯島大介
警官:吉岡睦雄
願人坊主:下元史朗
ジェンベ奏者:奈良大介
甘粕五郎:柴田一樹
庄司乙吉:西村達也
スリ:中村修人

 

 以下、ウィキペディアより引用
     ▽
 2018年7月7日に公開された瀬々敬久監督による日本映画。


 後の大正時代末期を舞台に、当時実在した女相撲の力士たちとアナキスト集団「ギロチン社」がもし出会っていたらというフィクションを描。
 発表当初「女相撲とアナキスト」という副題がついていたが、それを抜いた『菊とギロチン』が正式名となった。

 本作は一般人による1口50万円の出資金が製作に使用され、配給と宣伝の費用はクラウドファンディングにより2018年4月23日から公開直前の同年7月6日まで集められた。
 釜山国際映画祭の第19回アジアン・プロジェクト・マーケットに選出されている。

 本作の脚本を原作とした栗原康による書籍『菊とギロチン やるならいましかねぇ、いつだっていましかねぇ』がタバブックスより2018年7月12日に発売され、7月15日には東京の下北沢B&Bで、7月25日には都内で刊行記念トークイベントが開かれた。
 



 人々が貧困にあえぎ社会が不穏な空気が漂っていた大正時代末期、女相撲の一座である「玉岩興行」が東京近郊にやって来る。
 女だからという理由で様々な困難を抱えた彼女たちの中には、夫からの暴力に逃げてきた新人力士の花菊もいた。
 ただ「自分の力で強くなりたい」という思いで相撲を始めた花菊は厳しい稽古を積んでいく。

 そんな彼女たちは、社会を格差のない平等な社会に変えたいと夢を掲げるアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちと出会う。
 時代に翻弄されながらも彼らは次第に心を通わせていく。



受賞
第73回毎日映画コンクール
日本映画優秀賞
スポニチグランプリ新人賞(木竜麻生)
第33回高崎映画祭[18]
最優秀監督賞(瀬々敬久)
最優秀助演女優賞(韓英恵)
最優秀助演男優賞(東出昌大)
最優秀新進男優賞(寛一郎)
第40回ヨコハマ映画祭[19]
監督賞(瀬々敬久)※『友罪』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』と合わせての受賞
最優秀新人賞(木竜麻生)※『鈴木家の嘘』と合わせての受賞
第92回キネマ旬報ベスト・テン[20]
日本映画監督賞(瀬々敬久) ※『友罪』と合わせての受賞
脚本賞(相澤虎之助、瀬々敬久)
新人女優賞 (木竜麻生)※『鈴木家の嘘』と合わせての受賞
新人男優賞(寛一郎)
日本映画ベスト・テン第2位
読者選出日本映画ベスト・テン 第6位
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