乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画『ICHI』  脚本:浅野妙子 監督;曽利文彦  綾瀬はるか  大沢たかお 柄本明 竹内力 中村獅童

2020-03-26 | 映画
   映画『ICHI』


 映画『ICHI』を見た。
 綾瀬はるかさんがすこぶるキュート。
 座頭市ならず瞽女市のぶった切り、よろしく。
 絵に描いたように、美しかった。

 この映画には、「境」「異形」「異形の英雄化」「瞽女」「歩き(瞽女)」「芸能者と漂着民」「村と漂流者」「村はずれ(境)」などをうまく組み合わせて、筋書きを作られていた。
 若干私の記憶とは違うところがある。映画では、「瞽女は女になると、瞽女宿をおいだされる」と、この映画ではされていた。そうだったのかもしれないなとほくそ笑む。

 映画『ICHI』は、重厚な芸能者を軸に作られた韓国や中国の映画を思い浮かべていた。
 その中の一つ『風の丘を越えて/西便制』は好きな映画だが、旅芸人が女児の声が美しくなることと歩き芸能者としての生活を支え利ために、その子の目を潰す。
 親に連れたれ、村境を出て、海岸像を歩いてゆくという映画であったが、今回見た映画でも、独り去る市の海岸の場面を使われていた。
 また、市が痛めつけられ牢獄に入れられた場面での市の回想場面で、同じく全盲の父が瞽女宿に訪れる場面でも、子供が目が見えているのかいないのか、少し戸惑う場面があり、『風の丘を越えて/西便制』を思い浮ベタが、結局、そういったところまでは追求しない優しい(^^)映画であった。そこまで追求することなく、他のテーマで楽しめるように作られた映画も見てまた楽しいものである。
 最後は私、涙を浮かべて見ていた^^




 脚本:浅野妙子
 監督;曽利文彦
 2008年

綾瀬はるか
大沢たかお
中村獅童 (2代目)
窪塚洋介
柄本明
竹内力
利重剛
佐田真由美
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アーブ・ギーネ博物館  20... | トップ | 『 Baby Driver ベイビー・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事