さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

「やめてまえ!」 関西弁としての考察

2020年01月16日 11時44分25秒 | テレビ番組
日テレの『スッキリ!』で
MCの加藤さんも、
「やめてまえ」が関西人にとって
暴言かどうかは微妙だと仰っていましたが、

実は昨日も、そのことで
関西人たちと話題になりました。

関西人の方言、
関西弁の言語感覚や言語感性は、
他の地方の方の感性とは、
少し違うところもありまして、

関西人同士やと、
「やめてまえ!」と言われたら、
「やめへんわ!」と言い返せる(笑)。
し、
言う側は、そう返ってくる
(突っ込まれる・言われる)ことを
期待してボケとして言っていたりします。
「やめへんのかい!」と続いて、
皆で笑う、までのストーリーがあったりね。
ボケとツッコミを理解していないと、
そこんところはツラいな~。

「辞表書く?」のほうがキツくて
何のボケもないわ。。。
「すみません」(ショボン)ってなる。
「書かへんわ!」とは言えない。。。


ま、関係性の問題と、言い方、
立場の違い、年代にも違い、時代の許容度、
言われた方の受けとり方、場の空気、雰囲気、
さまざまに考慮が必要ですが。

考慮しすぎて、
方言としての関西弁、関西弁の感性が無くなるのも寂しいな。

かつて、研修で訪れた
和歌山で年配の部下が「すまんの」って謝るのが
通じていなくて
軽んじられてると落ち込んでいた
若い官僚の管理職がいたのを思い出す。
「申し訳ございません」と謝るもんだという
その人にとっての「常識」や「べき」があったけど、
実は、和歌山の人にとっては『申し訳ありません』と標準語で言うときよりも
心がこもっているときに言う言葉だと、
聴いて理解したと。
お互いに理解することって大事だよね。


(注!)
この記事は、方言としての単に言語感性の話で、
その場面で、その立場の人が言うことが
適切かどうかといういう話題ではありません。
また、「暴言」の定義の話題でもありません。







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