昨日に続きまして
何人かのママさんの話を、時系列で。
(時系列とは、妊娠から出産までの時系列です)
Nさんは、小柄でとてもかわいい人。
問題なく妊娠したものの
37週で出産。
産まれた赤ちゃんは、低体重児だった。
すぐにNICUに運ばれた。
彼女は心配で仕方がなかったという。
赤ちゃんは彼女と一緒に退院することができなかった。
彼女は赤ちゃんに会うために
毎日病院に通った。
旦那様はいそがしかったが、協力的だったという。
産休中だった会社もやめた。
その後、無事退院。
やっと三人の生活が始まったと
落ち着き始めた1年後
2人目を妊娠。
2人目は38週で出産した。
こどもは小さかったが
「低体重児」より10グラム重かった。
そこで彼女は、
「あかちゃんを拭いてください!」
と叫んだらしい。
彼女が考えていたことは。
既定の体重で産まれての喜びではなかった。
あと少しで低体重児と言われる小さな赤ちゃんを
家で育てることがこわくてしょうがなく
すぐにでもNICUに入れて欲しかった。
あかちゃんの体をしっかりと拭いたら
10グラムくらい
すぐに落ちると
出産直後の彼女は考えた。
望みは聞き入れられることなく、
あかちゃんは彼女と一緒に自宅に帰ってきた。
「一瞬でも気が抜けなくて、本当に大変だった」
とNさんは言っていた。