2019/4/30訪問
前編はこちら
講堂より渡り廊下を通って校舎へと進んでゆく・・・
木造校舎はかなり朽ちているので、足元に気を付けながら歩く。
それぞれの教室は、分校らしく小さのものだ。
おそらく、通常の教室の2/3程度の広さだろうと思う。
黒板には、お馴染みの訪問者の書き込みが多数ある。
これはこれで廃校ならではの味わいというものではないだろうか?
開いている窓から雨風が入り、苔が生え次第に朽ちてゆく典型的な光景。
40年以上もよく耐えていると思う。
ここは集中的に腐食しているので危険な状態となっている。
壁もシロアリによる食害が確認できる。
こちらは、本来あるはずの壁が存在しないものとなっている。
時の経過でこんなにも朽ちてゆくものなのか・・・
足元が危険なので、これ以上の探索は諦めることにした。
無理をしないことが前提の探索なので、当たり前のことである。
現状では、このような校舎を行政や自治体で維持管理することは難しいのだろうなぁ。
いずれは講堂だけ残り、校舎の部分は自然崩壊しそうだ。
生徒たちで賑わったであろう木造校舎が、今では泣いているように見えるのは自分だけだろうか・・・
少し悲しい気持ちになりながら津山市街地に戻る・・・
気持ちを切り替えて、大阪へ帰る前に立ち寄っておきたい所があったのでそちらに向かう。
津山市の中心地を越えて、国道429号を南下すると目的のお店が見えてくる。
仕出し弁当のお店の前に設置された富士電機製の麺類自販機である。
県内では他に3台の同様の自販機が存在する。
なかなか、年季の入った昭和レトロな自販機。
天ぷらうどんと肉うどんがそれぞれ300円で販売されている。
天ぷらうどんは売り切れなので、肉うどんを頂く。
ボタンを押すと、懐かしのニキシー管でカウントされる。
出てきた肉うどんは少々濃いめの色のダシで、麺は細目のうどんを使っている。
肉は甘めの味付けとなっていて、ダシも同様に甘く感じた。
関西とはまた違う風味のうどんだったが、これはこれで文化の違いを感じることが出来た。
さて、お腹も満たされたことなので、これから大阪に向けて帰ろう・・・
今回の旅は岡山の南から北へと色んなスポットへ訪問できたので楽しかった。
同行者の方にも好評を得たのでこの旅を計画して良かったと思う。
また、いつかこんな旅がしたいなぁ・・・
おわり