落ちてからでは遅すぎる!今から学ぶ地獄講座

スポンサーリンク
スポンサーリンク

この記事では、加須屋誠さんの『地獄めぐり』を下敷きに、生きてるうちに「地獄を勉強しよう!」という内容です。

ちなみに「私は地獄におちない!」と自信を持っている方、きっと落ちるので、ちゃんと読むように!!

講談社現代新書 加須屋誠 『地獄めぐり』

スポンサーリンク

私が地獄落ちを確信してる理由

まぁ、私は由緒正しき浄土真宗信徒ですのでおそらく死後は、仏様か閻魔様かどちらかがいるところに行くわけです。

ところが、私自身非常に悪い人間でして…

例えば、仏教の五戒ですと…毎晩肉をツマミにハイボールを飲んでいますから、早くも飲酒殺生でレッドカード。

邪淫(男と女のアレ)、妄語(嘘をつく)なども40年生きてて思う節がありアウト

偸盗(モノを盗む)は…昨日100円玉を拾って自分の財布に保護したので、コレもアウト!!

判決!罪状全て真っ黒け(苦笑)…閻魔大王の前で生前の罪を認めて情状酌量を狙うほかなさそうです。でも、地獄ってどんなとこなんだろう?

地下8階建の超巨大なビル、それが地獄

筆者によると地獄とは、下に行くほど重い罪を償うというレベルの高いお仕置きをされる構造らしい。

細かく説明をするとキリがないので、ここでは著者が解説してるところによれば『地下8階建の超巨大なビルをイメージすればいいとのこと。

引用元:タモリ倶楽部

一番下の無間地獄は落ちるだけでも一苦労。

なんせ、2000年の間落ち続けて、やっとたどり着くらしい。だとすると三国志の董卓呂布あたりもまだここには到着してないことになる。

随分と長いフリーフォールである。さらに!!地獄から目を付けられていると、亡くなった時に

向こうからハイヤーを仕立ててお迎えに来るケースもあるというからすごい!2000年かかるところを直行で行ける!まさにVIP待遇である!

VIP一名様、ご入〜店!!

みんな気をつけよう!同じ「お迎え」でも霊柩車でなく、左下のが来たら最下層確定だぞ!!

地獄はこの世の超ハードバージョン!!

これがまた、この世の刑務所とは桁外れに苦しい&長い。切り刻まれたり、焼かれたり、コトコト煮込まれたりとまさに食材である。

笑える(?)のは刀葉樹だ!

これは第三層の衆合地獄。殺生、偸盗に加えて邪淫の罪を犯した人が落ちる地獄です。

木の上から色っぽい女性(私的には深キョンのイメージ)が艶やかに笑いかける。

「うおー!」って木の上によじ登る訳だが…この木、葉っぱがヤイバみたいにとんがってて身体中に刺さり傷だらけになる。

しかし、やっとの思いで登り切ると深キョン(イメージ)はどこにもいない。キョロキョロすると今度は、樹の下にいておいでおいでとお誘いしてる。

で、また身体中血まみれになりながら木を降りる。身体じゅう血まみれでやっと降りると今度は深キョン(仮)は上に…となる。

そういえば、先輩にいく先々に女ありという方がいたのだけれど、まさにコレで峰不二子を追いかけるルパンみたいに女性を追っかけ回してた。時折色々拗れて痛い目に遭うのだが当人は全く懲りてないらしく、風の噂では今でもあちこちで女性を口説き回っていると聞いた。

「なんでそんなにまでしてるんですか?」と呆れて聞いたら、「人生追っかける方が面白い」とのこと。業の塊のような人である。…この先輩もご臨終の際には、

この地獄(「追っかけるのが面白い」んだから本人にとっては天国かも分からないけど)に行くのではないか?とふと頭に浮かんできた。

…ところで、切り刻まれ、焼かれ、煮られてとなった亡者様御一行はどうなるかというと…

一日の辛いお勤めが終わると風が吹く。すると見事に復活!しかし、復活しても明日待っているのは切り刻まれ、焼かれ、煮られて…の繰り返し

これじゃ何のために蘇るのか分かったもんじゃない。まぁ罰なのだから当然なんだが…

の世でも児童虐待はダメ、ぜったい!!

昔、アメリカの刑務所に入ったKEIさん曰く「婦女暴行、とりわけ子どもにイタズラした奴はその日のうちに●される」と話していたが、

この手のことは地獄界でもお仕置きがハードだぞ!!

しかも亡者はもう死んじゃった分、もっとキツい罰を受ける。

これは子どもにイタズラして、泣かせたヤツが落ちる地獄。肛門から煮えたぎった銅を流し込まれるという罰を受けている。

しかし、ここにはないのだが、コイツには別の罰もあって…

「自分の子供がメチャクチャにボコボコにされるのを目の前で見せつけられる罰」も追加となる。

どんな人でも、我が子は可愛いからそれが地獄の獄卒達にボッコボコにされるのは辛い!

コレは自分の受ける苦しみの16倍にもなるという。

2の4乗であるのはミョーに数学的だが、親というのは、人の子どもに手を出すようなゲスの極みでも子どもが大事なものらしい。さらに、この地獄で転生までたどり着いても性的不能者として生まれ変わり、来世でも苦しむというオマケ付きである。

地獄とこの世の区別がつかない?

…とまぁ、こう見ていくと地獄というところの罰は、

この世の苦しみをウン億倍引き伸ばしたハードなやつをウン億倍長い時間経験するようなものが目につく。

人間が生きている間感じる苦痛の延長線上に地獄があるってことで、

コレってこの世は地獄の縮図だと言えなくもない。

仏教って、最近学び直したと知ったのだけど

「この世をいかに清らかな気持ちで過ごせるか?」が命題になってくる。

それはみんながみんな「地獄落ち確定」で仏様の慈悲にすがらざるを得ないからだ。

親鸞が「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」と言ったのは…

善人だと自分を思ってるならそれはとんだ思い違いだぞ!

自覚してない罪なんていくらでもあるんだから、

自分は善人だと思いあがっているヤツは、なおさら始末におえないぞ!!

そんな人間より「常に自分の悪を自覚しているヤツの方がナンボかマジメではないか?」ということになるんでしょうな。

【関連記事】

哲学や宗教を学ぶなら「倫理の参考書」が圧倒的に便利!!

最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が面白かったらTwitterリツイートやシェアボタンでの応援よろしくお願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました