じゅんしるばぁ残日録―古希過ぎてⅣ

富山県高岡市二上山麓の陋屋に棲む
元社交ダンサーじゅん爺の日記です

十三夜

2020年09月30日 07時02分50秒 | 日記

おはようございます。

 

きのうの夜は十三夜の月が明るかったっすね。

一夜干しの鯵にほひけり十三夜   じゅん爺

十三夜を愛でるのは後の月ですが( ^ω^)・・・

 

朝晩めっきり秋めいてきました。

八木重吉の詩から一篇「素朴な琴」。

 

この明るさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美くしさに耐えかねて
琴はしづかに鳴りいだすだらう

 

詩集に「秋の瞳」に

「私は、友が無くては、耐へられぬのです。しかし、私には、ありません」

と前書きした夭逝の詩人、八木重吉の秋の詩からもう一篇、

 

秋が呼ぶようなきがする 
そのはげしさに耐えがたい日もある
 
空よ
そこのとこへ心をあづかってくれないか
しばらくそのみどりのなかへやすませてくれないか

 

書肆田高 しょしたこう / 詩集 秋の瞳 愛蔵版 / 八木重吉

 

ちゃお!

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