AIやドローンでマンションの外壁診断や大規模修繕工事が!
マンションを維持していくには建物劣化診断や大規模修繕工事は避けては通れませんが、正確な劣化状況の把握をした上で工事を実施したい、出来るだけコストを抑える方法を知りたいと思っている方へ。
本記事では話題のAIやドローンなどについての内容を見ていきます。
1.ドローンでマンションの外壁調査!足場不要でコスト削減?
NPO法人のドローンサポート東北(宮城県)は小型無人機ドローンを落下させない特許技術を活用して、マンション外壁の損傷状況を調査しました。
「従来の足場を組むなどの方法と比べて、低コストで他の高層建築物でも利用できる」と普及を目指しているそうです。ドローンの操縦者がドローンを移動させながら外壁を撮影して、ひび割れや融解の有無などを画像でチェックするのだそう。
これまでの外壁診断では目視や打診棒などでの打診調査などをしますが、大規模修繕工事中に足場をかけながら調査をしていくことが多いと思います。
また、建築基準法の施工規則の改正により定期調査報告における具体的な調査項目、調査方法、および判定基準が、「国土交通省告示第282号」に定められ、外壁の全面打診調査が義務付けられています。
ドローンの現在の技術としては、運搬できるものは限られているようなのですが、カメラやセンサーなどの情報収集をできる機材は問題なく搭載できるようですので、赤外線センサーで外壁の損傷の調査ができるようになれば普及が進んでいくかもしれませんね。
建物劣化診断時になどに、地震保険に加入しているマンションで明らかに地震の被害と認められるような写真や、築年数などに対してひび割れなどの被害が多すぎるため地震での被害であろうと思われる場合などには地震保険などで補修費用が賄われることもありますので上手に活用していきたいものです。(地震時に地震保険に加入していれば、現在は解約していたとしてもOK)
落下しない技術がすごい。時間とコストを削減できるので上手に活用していきたいにゃー。
2.AIやドローンで自動劣化診断!
日立システムズは、構造物の点検作業や点検結果の判定、点検レポートの作成・管理、維持保全計画策定までを支援するドローン運用統合管理サービスを開始するそうです。
劣化箇所にマーキングやコメントなどを入れて、フォーマットの報告レポートに画像データとして取り込み、点検結果報告書を自動で作成するのだとか。作業効率を大幅に向上することができるようです。
屋上や目視では見ることのできない場所などの点検がドローンでできるようになれば、劣化状況が把握できるので修繕の計画にも役立ちます。
このような画像データ分析によって、大規模修繕工事時などにも状態や費用などの計画案などをAIが分析、提案してくれるようになるかもしれませんね。
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