【感染症】これからの時期は要注意! ノロウイルスについてのまとめ

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介護の豆知識
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みなさんこんにちは!こんばんは!ケンマルです。

介護の仕事をしているとこれからの時期は感染症に気を付けないといけないのでなかなか大変ですよね。

私も10数年前に施設でノロウイルス感染症が流行し職員も次から次へとダウンして大変だったことを思い出します・・・。
幸い、私は感染せずに済んだのですが(;´∀`)

今回は、ノロウイルスの症状や予防法などまとめていきたいと思います。

ノロウイルスとは?

ノロウイルスの流行時期は11月ごろから発症しはじめて、12月~3月が発生のピークと言われています。(冬の間が特に危険ってことですね。)

ただ、最近では冬季だけでなく年間を通して全国的に報告されてきているため、年間通して対策が必要になると思われます。

人から人への接触感染が主な感染源と言われているので特に手洗いなどの清潔保持が重要な感染予防ですね。

主な症状など

主な症状は、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などが挙げられます。こういった症状が突然発症しまれに発熱を伴う事もあります。免疫力の強い大人の人ならば感染しても発症しない場合や発症しても軽くすむこともありますが、免疫力が弱い、小さいお子さんや高齢者の方は症状が重くなったり、長引くことがあります。

また、嘔吐や下痢が続くと脱水症状に陥りやすいため、水分補給をこまめに行う事も大事です。ただ、嘔吐などを伴うため思うように経口摂取が難しい場合もあるため、早めに医療機関の受信をオススメします。また、受診する際は必ず医療機関に前もって連絡をして指示に従うようにしてください。これは受診時に二次感染を防ぐなどの意味合いもあります。

ノロウイルスの感染が直接的な原因で死亡するケースは少ないですが、おう吐が原因で窒息や肺炎を引き起こしてお亡くなりになる方もありますので、十分な注意が必要です。

感染経路

感染経路は二系統あり「食中毒」による感染経路と感染者の吐物や便などが原因となる「感染路」があります。

食中毒経路

・汚染された貝類、牡蠣などの二枚貝が感染源となる事が多いです。不十分に加熱されたものを食べた場合など。
・感染した調理者が使用した調理器具や手指を介して、二次的に汚染された食品を食べた場合など。

感染経路

・ノロウイルスに汚染された箇所(感染者が使用後などにドアノブやテーブルを触れたあとなど)に触ることで、手指にウイルスが付着しその状態で食べ物などを食べた際にウイルスが体内に入る間接的な接触感染など。
・感染者の吐物などの処理をした際に、処理後の手洗いや手指消毒が不十分なことにより、手指がウイルスに汚染された状態でおこる接触感染。
・嘔吐した際や吐物や便の乾燥によりウイルスが空気中に浮遊して。それを吸い込むことで空気感染する場合などが挙げられます。

予防方法と吐物など処理方法

ノロウイルスは感染力が非常に強いといわれています。また、症状が治まっても2~3週間程度はウイルスを排出し続けるともいわれているので、症状が治まっても二次感染を起こすリスクがあるため注意が必要です。

予防方法

最も有効といわれているのが手洗いやうがいです。また、感染者との濃厚接触を避けることも大事です。(ただ、私たち介護職はそうもいきませんよね><)
また、調理をする際は十分に加熱し、使用した調理器具は十分に洗浄および消毒を行う事も大事です。また、生野菜などはよく水洗いをすることも大事です。

尚、免疫力を高めることも大事なので、十分な睡眠・栄養バランス・適度な運動など生活リズムを整えることも大事ですよね。

手洗い・手指消毒について

感染にかからないため、うつさないためには、手洗い・手指消毒が何よりも重要です。調理や食事の前、トイレの後など、こまめに石けんを使ってしっかりと手洗いをします。なお、石けんでの手洗いの後、アルコール手指消毒剤を使用するとより万全です。水の使えない状況でも活用してください。アルコール手指消毒剤での手指消毒を2~3回行うことで消毒効果が得られると推測されます。

調理器具などの消毒方法について

ノロウイルスの失活化には,エタノールや逆性石鹸はあまり効果がありません。ノロウイルスを完全に失活化する方法には,次亜塩素酸ナトリウムによるか,加熱しかありません。調理器具等は洗剤などを使用し十分に洗浄した後,次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように拭くことでウイルスを失活化できます。
また,まな板,包丁,へら,食器,ふきん,タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。

介護施設では

施設では「ドアノブ」「ベットサイドレール」「ライトなどのスイッチ類」「トイレの介助バーや手すり」「車いすのレバー等」頻繁に手が触れる場所を一日一回以上を目安に消毒することをオススメします。

吐物・排泄物の処理方法

  1. 手洗い及び手指消毒を行いガウン・マスク・手袋を着用します。窓を開け換気も行いますペーパーなどを使用し吐物等を中央に向かってふき取りビニール袋等に捨てます。
  2. 1枚目のビニール袋の口を縛り手袋を外します。手洗い及び手指消毒を行い新しい手袋を着用します。
  3. 汚染した場所よりも広範囲にペーパーを敷きます。
  4. ペーパー及び周辺の出来る限り広範囲に除菌漂白剤をまき10~15分間放置した後拭き取り、その後水拭きで液が残らないように必ずしっかり拭き取ります。
  5. 拭き取ったペーパーをビニール袋に廃棄します。
  6. 手袋を外し、手洗い及び手指消毒を行います。
  7. ガウン・マスクの順で外します。
  8. 手袋を着用し汚染物を密閉します。
  9. 汚染物を廃棄し手袋を外し廃棄し、手洗い及び手指消毒を行います。

ノロウイルスに有用な消毒剤は?

嘔吐物の処理には次亜塩素酸ナトリウムが最適です。これは消毒剤の一種で、塩素系除菌漂白剤の主成分でもあります。インフルエンザウイルスやノロウイルスにも有効とされる消毒効果が特徴です。使用箇所に合わせて薄めることで幅広い場所を消毒できますが、嘔吐物の処理には有効塩素濃度1000ppm(0.1%)以上の希釈液が推奨されています。

また、次亜塩素酸ナトリウム希釈液の消毒効果は時間の経過とともに弱くなり、不十分な消毒がかえって感染を広げる可能性もあります。次亜塩素酸ナトリウムは必要なときに必要な分だけ希釈して使用しましょう。

まとめ

今回はノロウイルスについて症状から対処方法をまとめてみました。これはあくまで一例なので状況や施設などの環境に応じて工夫されることをオススメします。

私たち介護職員も体調管理は万全にウイルス性疾患なにかからないように気を付けましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。!

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