みなさんこんにちは！こんばんは！ケンマルです。
介護職を長く続けていると、利用者さんと会話をしているときや何気なく様子を見たときに「あれ？いつもと様子が変だな。調子が悪いのかな？」なんて介護士の感が働くことってありますよね。
実際バイタルチュックをすると熱があったとかって感じで。
実はこの介護士の勘って利用者さんに対して普段から触れあっているからこそ、些細な変化でも何となく違和感として感じるものが殆どなのでものすごく大事なんですよね。
そこで普段、利用者さんと接する際に注意すべき全身の観察ポイントをまとめてみたいと思います。
観察ポイントのまとめ
目
- 充血しているか
- 白目が黄色くなっているか
- 瞼がむくんでないか
- めやにがないか
耳
- 耳鳴りがしていないか
- 痛みがないか
- 耳が聞こえにくくなっていないか
- 耳だれはないか
- 耳あかがたまってないか
鼻
- 鼻水や鼻づまりがないか
- くしゃみがでないか
口
- 口臭がないか
- 口の中や周囲がただれていないか
- 唇が黒ずんだり、乾いたりしていないか
- 食べ物がかみにくそうにしていないか
のど
- 赤くはれていないか
- 咳や痰がでていないか
- 声がかれていないか
- 飲食物を普通に飲み込めているか
皮膚
- 肌の色つやや弾力はどうか
- 発赤や湿疹はないか
- かゆみはないか
- 肌が乾燥していないか
手足
- 指先や爪の色はどうか
- 関節に変形や痛みがないか
- けいれんや震えは無いか
- むくんでないか
食欲
- 食欲に変わりはないか
- 水を飲む量に変化はないか
- 食事の好みに変化はないか
睡眠
- 十分に睡眠がとれているか
- 睡眠中の呼吸に異常がないか
- 夜間のトイレ回数が増えてないか
便・尿
- 回数・量・色・におい・硬さに変化はないか
- 血液や粘液が混じってないか
- 下痢や便秘をしていないか
- 排便・排尿時に痛みはないか
- 尿が出にくくなっていないか
表情・顔色
- 顔色は普段をかわりないか
- ぼんやりしていないか
- 苦痛や不快、不安なそぶりはないか
会話
- 会話をしていて内容が普段と違い不自然ではないか
- 会話をしていて反応が鈍っていないか
- 急に感情的になったりしないか
姿勢・動作
- 起き上がった時に体が普段より傾いていないか
- 歩行時によろけたり、斜めに進んだりしていないか
- 足を引きずっていないか
普段となんだか違うなって思ったら
高齢者の病気ははっきりとした症状が現れにくく「普段よりちょっと元気がないみたい。」と些細な変化を感じたらバイタルチェック（体温・血圧・脈拍等）をしナースに報告・相談をすることが大事だと思います。
こういった些細な変化を見過ごすと病状が一気に悪化し重体に陥るケースもあるので私たち介護士は利用者さんの状態観察をする目がとても大事です。
そのため、利用者さんの既往歴や普段服用している薬などを把握するとともに上記に上げたチェックポイントに気を付けてみてください。
もう一つ大事なことは、体調の変化は外から観察するだけではわからないことがあります。
そのため利用者さんの訴えは親身になって耳を傾ける習慣をつけてください。
また、認知症を発症している利用さんは体調変化を的確に言葉で伝えることが難しいため、的外れな内容で伝えることもあるたので「なにいってるか分からない」などと軽視をしないよう気を付けることも大事です。
何気ない変化を見逃さない為には情報共有も大事
日頃の観察で気が付いた心配な症状や訴えなどは出来るだけ詳しく日誌（記録）に残し他職員と情報共有が大事になってきます。
尚、記録をするときにはあくまで客観的に事実を記録するように心がけ、想像や希望的・悲観的な推測は避けるようにしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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