貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

耕月亭の冬景色

2019-09-23 09:15:52 | 日記

 

耕月亭の冬景色

令和元年 8月23日

 浜松市から新城(しんしろ)市へ。

 庚申寺参拝が目的。

 山門までの参道は、すっきり!

 隣の浄福寺を先に参拝。

 庚申寺は曹洞宗のお寺で、

ご本尊は、十一面観世音菩薩。

 石庭。

 芭蕉の句碑は三猿の傍に。

 芭蕉の句は、元禄4(1691)年、

芭蕉が江戸に下る途中に新城の

耕月亭での吟。

「京に飽て 此こからしや

       冬住居」

 耕月は、三河新城の菅沼織部家

に仕えた武士、

菅沼権右衛門。また長七。

 芭蕉は、元禄2年以来京都・湖南

の地方に滞在。

 此木枯しは、現実に吹いて

いる木枯。

 「此」に久し振りに聞く田園で

の木枯に対する賞美がある。

 耕月亭の冬景色を褒めた

挨拶句。

 木枯は「凩」の一字もある。

 凩や また空耳の 

       母を前

      石川 桂郎

 凩を 連れて帰るよ 

   ひとりの部屋

      菖蒲 あや

等侘しさ、寂しさがつい・・・。

 芭蕉の挨拶句は、流石。

田園に吹く木枯しの様に

賞美しているなあ!


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