廃止された江若鉄道が今年で100周年となるそうです。
大津市などでは記念切手も発売されているようです。
幼いころ京都から若狭へ海水浴へ行くときは三条京阪から京津電車で
浜大津まで行き、そこから江若鉄道で近江今津まで行って国鉄バスで
若狭小浜へと着く長旅でした。
廃止前に撮った写真や模型など懐かしの江若鉄道を遡ってみることにしました。
これは大津市歴史博物館から発刊された冊子です。
右側のサッシは2006年に当館で開催された企画展で購入したもの。
左側の冊子は同じく2015年に開催されたときに購入したものです。
どちらの企画展も素晴らしいものでした。
2015年のときはこのようなキハ5120のペーパークラフトが希望者に配布
されていました。
これから当時私が撮った写真からピックアップしてみます。
撮影記録は1969年(S44)9月28日、日曜日となっていました。
(廃止はS44.11.1)
少し枚数が多いので2回に分けて、あと模型編を掲載したいと思います。
これは浜大津から乗車したキハ12です。
当時の浜大津駅構内
以前は京阪石坂線を相乗りして国鉄膳所駅まで乗り入れていました。
キハ12の運転室
ハフ8との2両編成でした。
キハ12の運転台は機械式です。
以外と車内は混んでいます。
もう50年あまり経ちます。このときの乗客の皆さんはどうしておられるのでしょう。
こちらはお供のハフ8の車内。後ろに配送の荷物が載っていました。
近江舞子でキハ5121+キハ5010+5122編成と行き違い
北小松駅でキニ11と行き違い
廃止前とあって撮影者が見えます。
白髭神社の大鳥居が見えてきました。
お供のハフ8と留置してあったハフ3
近江今津駅に到着したキハ12+ハフ8
キハ12は大改造されて鉄仮面のようなお顔に。
珍顔10傑にはいるでしょう。
帰りの撮影写真は次回に掲載します。
今の湖西線の景色と重ね合わせては当時の雰囲気を想像して、しばしタイムトラベル感を味わせて頂きました。
個人的には丁度びわこ顔の電車を制作中ですので、キハ12は大変参考になります。
しかしこの車、変顔ですね~(笑)。
湖西の周辺の景色も随分と変貌しました。
幼い頃は気動車をあまり知らずエンジンの排気ガスを何で電車が煙を出して走っているのか不思議に思っていました。
昔の気動車はユニークなお顔をした面々が揃っていましたね。