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話し方を改善すれば頭も整理され思わぬ効果もついてくる

自分の話が相手にどう伝わっているのか、自分の話を相手はどう聞いているのか、気になりますよね。気心知れた家族や友人はともかく、話し方一つで印象も変わりますし、話が上手な人って憧れますよね。今回は話が上手になるコツのようなものを書いてみたいと思います。

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何について話したいのか

まず、今から自分は何についての話を始めるのかをはっきりとさせましょう。話の種類によって使い分けることが大切です。

何かの説明

プレゼンや会議、またプライベートでも、何かの説明をする場面では、まず結論を先に言ってから、理由をあとに話す事を心がけてみてください。

例えばある会社での会議の場面です。マーケティング担当者が営業担当者へ発売予定の新商品の説明をする場面です。聞く立場の営業担当の気持ちになって考えてください。

○月○日に△△という新商品を発売します。この商品の特徴は××で、市場にある商品とは大きく違います。価格は□□円と比較的高い設定としていますが、十分に販売が見込める商品です。

発売決定に至った背景を説明いたします。この市場は約○億円市場でここ数年で約2倍に拡大しています。競合する商品としては~

 では話の流れが逆の場合はいかがでしょうか。

○○市場は約○億円市場でここ数年で約2倍に拡大しています。競合する商品としては~

○月○日に△△という新商品を発売します。この商品の特徴は××で、市場にある商品とは大きく違います。価格は□□円と比較的高い設定としていますが、十分に販売が見込める商品です。

少し極端な例えですが、最初の例の方が分かりやすいと思います。市場動向の説明の部分は、具体的に発売する商品を前提にして、問題意識を持って聞いたほうがより記憶に残りやすいのです。どんな商品を発売するという結論を先に持ってきて、なぜならば、このような市場環境で…と話を展開した方が聞き手としては理解が進むはずです。

就職の面接などでも、ぜひ気にかけてみてください。聞かれたことに対してずばり答えを言う。そして、なぜならばと理由を話す。この順番です。

面白い話

お笑い番組が好きな方も多いかと思いますが、これは前に挙げた、何かを説明する場面とは逆の展開にするべきでしょう。いわゆる「オチ」を先に持ってくる事は避けたほうがよいでしょう。芸人さんの話は相手をどんどん引き込んで、「オチ」につながっていきますよね。素人が真似できる芸当ではありませんが、最後に「オチ」という名の結論を持ってくる高度なテクニックだということは覚えておいてください。

会話

説明不要ですね。よくキャッチボールと例えられるように、双方が交互に発言をしていきます。ただ、コミュニケーションが苦手な方は、一方的に喋って相手に話す場面を与えなかったり、逆に全く話さなかったりという事になりがちです。

また極端な例えですが、会話の教科書をとして、ある番組を紹介します。もう終わってしまいましたが、「さんまのまんま」という番組がありました。お笑いのさんまさんが、毎回ゲストを招いて楽しい会話をしていくというシンプルな構成です。注目していただきたいのは、毎回どんな人がゲストに来ても、面白い事です。よく会話を聞いていると、ゲストが面白い事をいつも言っている訳ではありません。さんまさんの拾い方が超一流だからなのです。さらにリアクションが楽しいために、ゲストもついつい、乗ってきてしまうのです。ここに会話のコツがあります。相手に気持ちよく話させるためには、大した話でなくとも、やや大きめのリアクションをすることを心がけてみてください。少し大きめに驚く、少し大きめに笑うなどです。会話の充実具合がきっと変わってきます。ちなみに「さんまのまんま」はDVDなどでは発売されていると思いますので、ここで書いたような視点で見てみてください。(せっかく面白い番組をこんな見方なんてしたくないですよね!)

 話し方を工夫することの思わぬ効果

実は、話し方を工夫することで頭が整理されるのです。本ブログでは頭を整理すること、知識を整理することがいかに重要であるかを繰り返し書いてきました。

勉強においても、学んだ箇所を覚えていない訳ではなく、知識がバラバラに頭に入って整理されていないために、いざという時に取り出せないという状態が多いのです。詳細はこちらをご覧下さい。(法律系の科目を例に挙げて知識の整理の重要性を考えてみました)

頭が整理されている人は話を上手に整理することができるのです。ならば、話を整理することで頭を整理することも可能なはずです。

もう一つ例を出しますね。

食事に行った時に注文する場面を思い浮かべてみてください。店員さんが来たと同時に「ハンバーグとライスの大盛りと…」と注文する人と、

「注文いいですか」「ハンバーグとライスの大盛りと…」と話始める人では店員さんはどちらが聞きやすいのでしょうか?もちろん、店員さんはきた時点で注文を聞くつもりになっているので、いきなり注文しても問題はないのですがが、これから、注文しますよという意思表示をしてあげたほうが、ミスもなく受けてくれそうです。話始める時に、相手が聞く準備はできているかの確認と今から何について話すのかを先に示してあげれば(本の目次のようなものです)、聞く方は内容がすんなりと頭に入ってくるのです。

 少しまとめます。上手に話せたらいいなぁと考えている方は、まず、何について話すのか(何かの説明か、笑いを取る面白い話か、会話なのか)を一瞬でいいので考えてから話し始めてください。次に話の種類によって、ここで書いたコツを試してみてください。

自然と頭を整理するトレーニングをしていることになりますので、学生や何かの試験を目指されている方は、成績が上がったという思わぬ効果が出てくるかもしれません。

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