みなさま。

いつもありがとうございます。

(追記部分は中程にあります。)

 


つい先日後輩A君が肺がんのステージ4でこれから治療に入ることが当時の組織の同僚より社内のメールで知らされました。A君とは5年ほど先輩後輩の関係で仕事をしましたが、その後共に部署も変り、勤務地も分野も違うためほとんど交流することなく10年近くが経っていました。

 

 

 

その間に私が精神疾患になり、同僚との業務外での交流がストレスでしかなくなく、業務以外は一切の交流をほぼ断ってから、いちどA君から声がかかりました。その時には私の体調を案じてくれていましたが、「俺はこの会社に身体を壊された。お前は身体を壊すような働き方はせず健康に気をつけろ。壊れた人間に近づくとお前にも変な噂がたつから、近寄らない方が良い」との言葉を伝えて以降言葉を交わすことはありませんでした。

 

 

 

そして、今回この後輩が闘病生活に入るため、当時の組織にいた人間に一斉に「お見舞い」を募るメールが届いたわけですが、その返信では同僚達の「がんに対する無知で的外れな発言」のオンパレード・・・ もちろん知らないから仕方ないのですが、完治するだろ!やステージ4ってもう助からないんでしょ? そうした軽々しい発言が重なり、私のストレスは週明けからいきなりMAXムキー

 

 

 

もし、このメールの内容を当人が知ったら・・・ そう思うと残念でしか有りません。

 

 

 

ガンサバイバーの当事者としてはその間違った発言に対して、「正しくはこうだよ。こういうケースもあるよ」と話して正しい認識を持って欲しいと思うのですが、昔からその同僚達は無知&浅知恵はいつものこと。この手の輩には言うだけ無駄なので私は今回も貝になります。(別な意味で私も残念な人ですね)

 

 

 

誤った知識を直してもらうには良い機会ですが、世の中「人の話を聞かない」人にはやっぱり「馬の耳に念仏」であったり「釈迦に説法」(お釈迦様に失礼なので取り消し)、「豚に真珠」でしか有りません。

 

 

 

こうした残念な人達を見て、自分はこうなっちゃいけない。と、反面教師にして改めて肝に銘じました。

 

 

 

その後輩の治療予定は今後確認して、入院するようであれば「カエルのお守り」を彼に渡しにお見舞いに行ってきます。ただ、私がガンサバイバーであることは彼にも伏せたままにしようと思います。

 

 

 

まずは、ファーストラインの治療で効果が出ることを祈ります。

 

 


ここから2019年8月20日追記

今日(8月20日)。仕事でA君がいる事業所に出かける事になったので、アポを取ったところすんなりOKの返事をもらったので会ってきました。


突然の話で驚いた事、見つかった経緯や今後の治療の話などを聞いているうちに、こちらもガンサバイバーであることを隠したままにするのは良くないと思い、こちらもガンサバイバーで有ることを伝えました。
それには彼ももちろん驚いて、当初は冗談と思ったとようですが、あまりに事細かい事を話したので直ぐに信じてくれたようです。傷も見せるぞ!と話たら断られました(笑)


A君は私とは数年言葉を交わしていなかったので、まさかこの件で私から声がかかるとは思ってもいなかったそうです。一部の限られた人に直接話したつもりが、話が広まっていることには少々困惑していました。(やっぱり・・・おしゃべり野郎の連中を懲らしめたい気分ですが、そのお陰で私も彼と話をしたので複雑な気分)


病状は当初肺がんと書きましたが話を聞くと原発は違いました。(このあたりも人の伝聞では変わってしまう特有ですよね。)肺には小さい転移があるためステージ4であることはほぼ確かなものの、全体的には早期発見の状態であるため今からの治療で十分良い方向に向かうケースが多いとの話には少し安心しました。


入院についても長期ではなく短期間の入院を数ヶ月間繰り返す治療になるとの話だったので、お見舞いには行かないことにしました。その代わり「カエルのお守り」を渡してきました。(オフ会で渡す時に予備で買っておいたものが有りました。)


彼は昔から努めて明るく振る舞うタイプなので、無理して笑顔を振りまいていないか? その点が気になったので、もし辛いと思ったら奥さんや、信頼できる友人、それが難しければ一人になって口に出したり、ノートに書くなど、とにかく身体の中にため込まないようにする事が大事と伝えて別れました。


とにかく彼の治療が良い方向に進むことを祈ります。


※この件に関しては、話の内容を一部改変していることをご了承ください。