菅義偉首相は23日、東京都内で講演し、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、観光支援策「Go To トラベル」の一時停止を決めたことに関し、「トラベルは延べ4000万人の方が利用している。その中で現時点での感染者数は約180人だ」と指摘し、トラベル事業が感染拡大の原因との見方に否定的な考えを示した。

 政府は21日の対策本部で、トラベル事業では感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約停止などを決定。首相は講演で「医療への過度な負荷をかけないため短期間に集中して感染リスクが高い状況に焦点を絞った対策が必要だ」とした上で「(対策を)徹底することによって、国民の命と暮らしを守る」と強調した。 

菅総理は「GOTOトラベルで感染した人は180人で利用者は4000万人だ」だから「GOTOトラベルでは殆ど感染しない」と言う。

 

単純に計算するとGOTOトラベルで新型コロナに感染した人の割合は約22万人に1人と言う結果になる。

 

一方現在までに感染した人数が大体13万人ぐらいの累計なので、日本の人口は約1億2650万人でこれを単純計算すると約1000人に1人と言う結果になる。

 

つまり「GOTOトラベルで感染する確率」は「一般の感染率」と比べてわずか0.47%の発生率となるわけです。

 

また新型コロナで亡くなった人が大体2000人ぐらいの累計なので、それを人口で割ると約6万3千人に1人と言う結果になる。

 

そして日本の新型コロナでの死者数と比べても「GOTOトラベルで感染する確率」は何とたった28.4%となるわけですよ。

 

これを見れば「明らかに」わかると思うけど「日本全体での感染率のたった0.47%とありえないぐらい少ない」どころか「死者数の割合で見ても、それより三分の一程度」と「ありえない」わけであり「如何に菅政権が豪語するGOTOトラベルの感染者数」が「デタラメ」であると言うことが「わかる」と思います。

 

大体「GOTOトラベルでの新型コロナ算出方法」は「GOTO参加宿泊施設に宿泊したGOTOトラベル利用者が、その宿泊施設で発熱して、そこで検査を受診して陽性になった場合」となるわけで、当たり前だけど「GOTOトラベルで旅行に行って、帰宅した後に発熱し検査して陽性になっても、それはGOTOトラベル経由の感染にはならない」わけで、逆に「新型コロナは発症から数日して感染症状が出る」わけだから「仮にGOTOトラベルで感染しても、検査するのは帰宅後」になるのが殆どで、そりゃあ少なくなるわけですよ。

 

で、これらは「野党から当初から問題視されていた」わけで、だけど「それを未だに大義名分」としているから、こんな「コロナでの死者数よりも遥かに少ない乖離しすぎた数値」になるわけですよ。

 

こんな「前提がデタラメでおかしい」ものを「大義名分」として「GOTOトラベルでは殆ど感染しない」と言って「自分たちが行った政策」の「失敗を認めない」そんな政権を「国民は支持するのか?」って本当「信じられない」って思います。