かなり久しぶりの投稿となります。
先月、12月にロシア語能力検定試験の3級(第76回)を受検された生徒さんたちから、続々と合格を知らせるメッセージをいただきました!
とても嬉しいです^^
4人受験されたのですが、全員合格していました!
皆さんそれぞれ、色んな点数の結果でしたが、合格すれば、それだけ次のステップへのモチベーションに繋がっているようです!
公式サイトの受験者データを見ましたが、おおよその今回の傾向として、文章読解の点数は良く、ロシア語作文がそれよりも低い(もしくは、ギリギリの点数)という感じです。
私たち日本人の語学学習の因習として、どうしても「外国語から日本語に直す」という偏った勉強スタイルから抜け出せないという印象を受けます。確かに、単語を覚えるときも、「ロシア語の単語を見て日本語を答える」という方が楽ですので、独学の方は何となく、そちらの方に流れていきがちです。
でも、それではいつまでたってもロシア語の会話力は伸びていきません。
私の授業では、突然、「この日本語はロシア語で何と言いますか?」とか、もっと上級者になると、「あなたが先週見た映画の感想をロシア人に通じるように話してください」とか、無茶な振り方をしますので、生徒さんは全員、悪戦苦闘しています。
ですが、それを繰り返すことで、確実にロシア語の瞬間的な作文能力はそれぞれの努力度に応じて確実にUPしているのを実感しています。
普段の勉強から、日本語からロシア語に直す訓練をしてもらうとしています。
もう、すでに2級試験に向けて張り切っている生徒さんもいらっしゃいます。
2級は、4級・3級とちがって、ハードルがいきなりぐいっと上がります。
イメージで言うと、出題される単語のタガが外れ、形動詞・副動詞がたくさんのお祭り状態です。。
ちなみに、昔1、2級試験の過去問をロシア人に見せたら、答えがわからないと言われたことがあります。。。確かに、数詞の重箱の隅をつつくような細かい文法事項を問うてきますからね。
東京ロシア語〇院に関連するマニアックさというか、世間の常識から少しずれた感が、ここにも感じますね。
マニアックな文法とか、小難しい小説とか、それよりも、もっとビジネスとか日露政治とか、そういった実用性のある範囲にシフトすればいいのにと昔から思います。
2級や1級の資格を所有しているからと言って、ロシア語が話せない人は多くいます。2級試験の会場に行ったらわかると思うのですが、受験生たちのアクセントや文章の構造は、本当にめちゃくちゃです。
いわんや3級試験においては、資格保持者であっても、私の経験上、初心者さながらの知識で、ほとんどの方が会話はできないし、文法知識も表層的です。アクセントやイントネーションに至っては、かなり間違っています。
やはり、独学の場合、普段の勉強を丁寧にコツコツ仕上げていくことが求められると思います。
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