秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

北陸新幹線・金沢-敦賀の開業が1年以上延期

2020-11-25 04:17:33 | 日記
 北陸新幹線は現在、東京ー金沢で営業運転されている。首都・東京と北陸地方の主要都市である金沢が2時間30分ほどで結ばれている。

 同新幹線は金沢-敦賀で延伸工事中であり、開通予定は2023年春となっていた。しかし、難工事であるトンネルがあることや入札不調などにより、工事が遅れ気味であり、最短でも1年の工期延長が必要となった。2年程度、工期が延長となる可能性も高く、同区間の延伸開通は25年春となる可能性もある。

 北陸地方では海と山が近いこともあり、どうしても難工事区間が生じやすい。平野に鉄道を建設するわけではないので、高架橋やトンネル工事は避けて通れない。新幹線の場合、直線か緩いカーブが求められるので、どうしても工事費が高くなる。

 安定した安全運転で新幹線を走行させるには、きちんとした工事が求められるのはいうまでもない。事故が発生するようでは、生命の安全が保障されない。

 同区間の当初の開通予定は26年春であったが、国会議員などの要望により、工期を短縮させることにし、23年春の開業予定に前倒しすることとなった。しかし、この際、きちんと安全に工事ができる工期を確保するためには、25年春の開業予定でも決して不適当ではない。

 同区間開通後、並行在来線である北陸線の同区間はJR西日本から経営分離され、第三セクターが運営を担うこととなる。新幹線が開通しないと、並行在来線は開業しないので、運賃収入は入ってはこない。したがって、主要な収入源がないこととなるので、第三セクター会社は厳しい経営になるものとみられる。


コメントを投稿