先日ブログに書きましたが

 

亡くなったおじいちゃんから

 

おばあちゃんに会いに行くようにメッセージをもらったので

 

二日後に会いに行ってきました。

そのブログはこちら


 

おばあちゃんは93歳

 

認知症で老人ホームで生活しています。



 

会いに行くと

 

おばあちゃんは目をじーっと閉じたまま

 

一言も言葉を発しません。


 

声をかけても体に触っても

 

何も反応しませんでした。


 

以前の私なら

 

「もうわからないのなら何をしても意味がない。」

 

と思い

 

コミュニケーションを諦めていたことでしょう。



 

でもこの前は

 

目の周りにこびりついていた目やにを引き取ってあげたくなりました。


 

なんとなくだけど

 

絶対に通じるから

 

愛情を込めて丁寧に扱ってあげたいと思ったのです。


 

きっと毎日

 

ルーチンでしか扱われていないので

 

そうでないエネルギーを送りたかったのです。



 

そして温かいおしぼりをもらって

 

おばあちゃんの顔を拭いてあげることにしました。



 

私がそっと顔を拭こうとした時

 

隣にいた旦那さんに言われました。


 

「いきなり拭いたらびっくりするから声をかけるんだよ。」


 

言われた時なるほどと思うと同時に

 

私は自分が

 

自分目線でしか考えていなかったことに気づきます。



 

拭いたら気持ちよくなるだろうから拭いてあげよう

 

としか思っていなかったのです。

 

おばあちゃんが私たちの声を聞いているとか

 

触られてびっくりするなどと考えたことがありませんでした。




 

でも旦那さんは

 

声も聞こえているし色々と感じているというのです。


 

いつも思うのですが

 

旦那さんは天性のヒーラーで

 

特に物言えない人の気持ちを汲み取る才能があります。


 

以前彼が看護師をしていた頃は

 

重度の脳障害がある患者さんが

 

彼がケアした時だけ反応するといったような事が度々あったようです。


 

そして以前一緒におばあちゃんを訪れた時にも

 

それまでぼーっとしていたおばあちゃんが

 

母や私が話しかけても何も反応しなかったけれど

 

彼が話しかけ体に触った途端に反応し

 

急に色々と話し出したということがありました。

 

その時は施設の人も驚いていました。



 

実は今回訪れるにあたって

 

彼の力を借りればそんな奇跡がまた起きるんじゃないかと

 

少し期待していました。


 

でも今回はその奇跡は起きませんでした。


 

おばあちゃんは結局最後まで何の反応も示さなかったのです。



 

それでも私は旦那さんに教わりながら

 

おばあちゃんに声をかけながら顔を拭きました。


 

手を取って優しく握ったり

 

ただその場に一緒にいるという時間を過ごしました。


 

前回反応してくれた時は

 

それだけですごく嬉しくて

 

自分がおばあちゃんを喜ばせたかったんだ

 

ということに気づきました。

 

そして反応してもらうということが

 

自分にとってとても大事だということにも気づいたのです。



 

でも今回は

 

目に見えた反応がなくても満足でした。

 

実は今回、この自分の変化が嬉しかったです。


 

一緒に時間を過ごし

 

心を込めて丁寧に接したことが伝わっていると感じるし

 

もしそうでなくても私が満足したからいいんだ。

 

と思えていたのです。


 

今まで

 

どこか分かりやすい反応を期待していて

 

それが得られないと無価値観に陥っていました。


 

でも今回は心の繋がりを感じることができ

 

それで満足しました。



 

反応がなくてもそれでいい。

 

そんな風に思えることで

 

なんというか・・・

 

心がすっきり気持ちよかったのです。



 

おばあちゃんに別れを告げ

 

帰り道・・・


 

今回、おじいちゃんがくれたギフトはこれなんだな〜と

 

しみじみ感じました。


 

私は私の思う通りに

 

心を込めて生きていけばそれでいい。

 

相手の反応や周りの反応で

 

無価値観に陥ることはないのだって

 

腑に落ちた1日でした。



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