KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

般若心経

2020年09月22日 | 俳句
天気 曇

ちょうど一年前の今頃から、夫が重篤状態になった。殆ど毎日病院へ行き、近しい人たちも交代で看護してくれた。最近になって、一年前のことを思い出すと気が滅入るようになった。
自分の体調のことやら色々あり、毎朝仏壇の水を替えて線香をあげると、愚痴が幾らでも出てくる。愚痴を言っても始まらぬ。とにかく先へ進まねばならぬ。と思い、お盆の頃から愚痴封じに毎朝般若心経を唱えるようになった。それまでは、時々気の向いたときに、といういい加減さだったが。唱えている間は、愚痴は消えて心経に専念できる。おまけに、声を出すことで、その日の体調が解るような気もする。
すべてを暗記している訳ではないので、「秩父三十四観音巡礼」で使った御朱印帳の冒頭の心経を開いてちらちらと見ながら。実家は真言宗、結婚したら偶然、夫の家も真言宗だった。子供の頃から聞き慣れていても、最初の方しか正確には頭に入っていない。


今日は、秋分の日。いつもなら休日は避けて必ず墓参に行ったのだが、今年は、色々あって行くのを諦めた。でも、何とか一周忌はしてあげねば。

家の中を整理しなくてはならないことがあり、今日は朝から家を出なかった。涼しくなったので動いても汗の出ないのが助かる。
昼には、あーちゃんが手伝いに来てくれた。週日には電車で都心の職場へ通勤しているし、感染のリスクは私よりも高い。なるべく会わない暮らしをしていては私が前に進めない。といっても、食事の間も間隔をとり、作業の間はマスクをして。私はマスクをしたら息苦しくなるので、申し訳ないがノーマスク。なんだかねえ・・昨日の義姪も現役バリバリに仕事をしているし、もう、感染源なんてどこにあるか解らないのだから、気にするのはやめてしまいたい。

香煙にすこし涙す秋彼岸  KUMI
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4 コメント

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Unknown (小父さん)
2020-09-22 23:22:31
昨年の11月8日から幾つかブログを拝読させていただきました。

・・・うまく言葉が見つかりませんが、お経を唱えられるのが一番でしょう。

長兄が義姉に先立たれ、一人暮らしになった時のことも思い出しました。

合掌
そうですとも (ふきのとう)
2020-09-23 14:56:00
やがて一周忌、そして二、三周忌と経ちますといくらか落ち着いた想い出として懐古できるような気がします。と言いつつ、時には無性に切なく悲しみも襲う私です。でも大丈夫、出来るだけの看取りをなさいましたから。私もそう思うようにしています。息子は勿論のこと、娘も来ないと思っていた矢先、娘が彼岸のお参りに来てくれて、心なしかホッと致しました。
小父さん、やはり二人がいいですよ (KUMI)
2020-09-23 15:26:28
文句言い合っていても、夫婦は助け合うこともありますから。
お兄様、一人残されて、本当に大変だったことでしょうね。
女性は、元気でしたらそれなりに自分の世界がありますので暮らせます。

般若心経、学び直そうと思いyou tubeで検索しましたら、何と、須磨寺の副住職の説教のサイトにぶつかりました。
真言宗ではありませんが、とても良い声の読経と巧みな説教。
大きなお寺のようですね。
ふきのとうさん、やはり娘さんですね (KUMI)
2020-09-23 15:29:48
車でお出ででしょうから、少し離れていても遠くはありませんから、娘さんの存在は大きいですね。良かった、良かった。
私はそう長くは元気で居る自信がありませんので、とにかく、毎日を悔いないように夫に感謝して生きていくしかありません。でも、まだ「後始末」が色々ありますから、迎えに来るのはもう少し後にしてほしい、と毎日呟いています。

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