【レビュー】MPOW M7 欠点のない優等生な完全ワイヤレスイヤホン

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完全ワイヤレスイヤホンを買うときって音飛びがしないかを事前に確認できないのが怖いですよね。
有線のイヤホンであれば、音飛びすることはまず無いので音質とか純粋なスペックなどで検討することができます。
一方、完全ワイヤレスイヤホンでは音飛びが出たら、音質もへったくれもありません。数千円から数万円を払って買ったのに聞く以前の話になってしまったら悲惨です。
私も過去にいくつかの完全ワイヤレスイヤホンを買っていますが、やはり音飛びする機種というのはありました。

今回、ご紹介するMPOW M7は都心部で使っても音飛びがほとんど発生しません。最大連続再生時間も6時間あり防水もついていて値段も手頃な優等生的イヤホンです。
本記事ではMPOW M7の外観や仕様、使用方法などについてご紹介します。

提供品
本記事は、MPOWのプロモーションプログラムで提供いただいた製品をレビューしています。

シュウ

製品を提供していただく前にイケてないところはイケてないと書くとお伝えしていたのですが、忖度なしにおすすめのイヤホンでした。

MPOW M7の外観と内容

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MPOWの製品は過去にワイヤレスイヤホン(完全ではない)を使っていたのですが、その頃から防水に強いイヤホンを作るイメージでした。
今回、紹介する完全ワイヤレスイヤホン M7も防水なのですがIPX7と強固な防水仕様になっています。
IPX6までは噴射される水に対する耐性だったのに対し、IPX7というのは一時的に水の中でも耐えられる性能を意味しています。

IPX7等級とは
IPX7は、電子機器の防水性能に関する等級のうち、一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しないことを表す等級です。
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内容物
  1. 充電ケース
  2. 本体
  3. 充電ケーブル
  4. イヤフック(S/M/L)
  5. 取扱説明書

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蓋は上にパカッと開く一般的なタイプです。

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ケースの背面に充電ポートがあります。規格がUSB-Cで急速充電にも対応しています。
最近の機器は段々USB-Cに移行してきているのでありがたいですね。

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重さは片方に付き5gと軽量です。
実際につけてみるとほとんど重さは感じません。

  仕様
チップセット Airoha 製 AB1532
Bluetooth 5.0
最大連続再生時間 6時間(イヤホン単体)
最大合計再生時間 30時間(ケース併用時)
充電時間 2時間
防水性能 IPX7
充電ポート USB-C
対応コーデック SBC、AAC
その他 左右独立、急速充電対応

その他、仕様を一通りまとめてみました。
今まで触れてこなかったところで特筆すべきポイントはイヤホンが左右独立になっている点です。
よくある安価なイヤホンは一方のイヤホンが機器と接続し、もう一方のイヤホンはもう片方のイヤホンに接続するリレー方式という形式になっています。
リレー方式の場合、電波環境が悪いとどちらかのイヤホンでしか聞けなかったり、イヤホンの片方は充電ケースに入れたままにして片耳で音を聞くということはできません。

MPOW M7は左右同時伝送技術”MCSync”により、左右のイヤホンが独立しています。片耳だけで聞きたい状況って意外と多いので、左右が独立しているのは評価ポイント。
また、左右間の伝送が不要になった分、接続の安定性や効率性が向上し、完全ワイヤレスの弱点であった音途切れや動画視聴時の遅延を大幅に低減するというハード的なメリットもあります。

MPOW M7の使用方法

電源の操作

電源ON

充電ケースからイヤホンを取り出すと自動的に電源がONになります。
右側のイヤホンのランプが赤/青と抗体に点滅します。
ケースから出した状態で電源をONにするときはイヤホンのボタンを長押しすることでONになります。

電源OFF

充電ケースにイヤホンを取り付けることで自動的に電源がOFFになります。
充電が開始するとイヤホンのランプが赤く点灯します。
ケースから出した状態で電源をOFFにするときはイヤホンのボタンを5秒間押し続けるとOFFになります。

別の機器にペアリングする

ペアリングしている状態のイヤホンを別の機器にペアリングしたいときは、電源をONにした後にボタンを4秒間押し続けると手動でのペアリングモードになります。
複数の機器とペアリングしていて目当ての機器とペアリングしない場合は、最初に接続される機器のBluetoothをOFFにしてから電源を入れるようにします。

操作方法

音楽再生の操作
再生/一時停止 イヤホンのボタンを1回押す
次の曲へ 右側のイヤホンのボタンを1秒間長押し
前の曲へ 左側のイヤホンのボタンを1秒間長押し
音量を上げる 右側のボタンをすばやく2回押す
音量を下げる 左側のボタンをすばやく2回押す
Siriを起動 イヤホンのボタンを3回押す
電話応答の操作
電話に出る/終了 イヤホンのボタンを1回押す
着信を拒否する イヤホンのボタンを1秒間長押し

安定した接続。音飛びはほぼ皆無

完全ワイヤレスイヤホンで最も気になるのは音飛びです。
ワイヤレスイヤホンは機器との接続ができてしまえば、イヤホン間の接続は気にする必要がないですが完全ワイヤレスイヤホンの場合、左右のペアリングで一方の音だけが聞こえないという問題も生じます。
サビのところでブツブツ切れると興ざめしますよね。

接続する機器との相性などもありますが、以前使ったことのある完全ワイヤレスイヤホンは数秒ごとにブツブツと音が途切れてしまい、音楽を聞く気がなくなってしまうこともありました。
買った後だと返品するのもひと手間なので、音飛びしにくい機種のほうが安心です。

MPOW M7の音飛び耐性を、通勤時間の池袋などで確認してみたところ、ほとんど音飛びせず安定して使用することができました。
たまに左側のイヤホンで音が入ってこないことがありましたが、すぐに復帰したのでそこまで気にする必要はなさそうです。
この価格帯のイヤホンなら多少なりとも音飛びが出るだろうと思っていたので、ここまで音飛びしないのは嬉しい誤算。
MPOW M7であれば、音飛びに関するストレスを感じることはないでしょう。

連続再生時間が6時間なので仕事でも使える

最大連続再生時間が6時間あるのでテレワークなどでWEB会議に出席するときも安心して利用することができます。
以前、別のワイヤレスイヤホンを使ってWEB会議に参加したのですが、そのイヤホンの連続再生時間が3時間でした。
1つの会議は2時間ほどで終わったので問題なかったのですが、その後にまた別のWEB会議に出席しなければならなくなってしまい途中で充電が切れてしまったことがありました。
当初は、3時間使えるなら大丈夫だろうと考えていたのですが会議が連続する場合を考えると連続再生時間は長いほうが安心です。
MPOW M7は最大連続再生時間が6時間あるので午後の業務時間内がすべて打合せになってしまっても耐えることが可能です。

今日のまとめ

MPOW M7は完全ワイヤレスイヤホンでありがちな不満点をうまく解消した優等生的な機種で、完全ワイヤレスイヤホンを買って失敗したくないという人におすすめのイヤホンです。
あえて難点を挙げるとすると、突出した特徴もなくやや面白みにかけるところと、ポケットに入れるにはケースが少し大きいぐらいですね。
これもあえて挙げると、というレベルで致命的な問題ではありません。

これだけのスペックを有していながら、価格は5,000円を下回っており、かなりコスパの高いワイヤレスイヤホンに仕上がっているのでプレゼントや景品などにも良いでしょう。
数万円するような高級機種には及ばない部分はありますが、間違いのない完全ワイヤレスイヤホンを買いたいという人はMPOW M7を買っておけば安心です。