追記:2019年9月11日
八月末にて営業を終了してしまいました…。行きつけになっていただけに、非常に残念です!また京都に出店してくれることを祈りましょう!
今回は京都でおススメのショップをご案内。
京都は四条河原町から南に下がった、小さな仏具通りにそのショップはあります。去年の12月にオープンしたばかりで、京町屋をリノベーションした店舗となっています。その名を ”醸ス” (かもす)といいます。
醸ス について
その屋号が示す通りで「醸すもの」(醤油や味噌でしょう)、そして「カラダにいいもの」が京都店のテーマだそう。店内には調味料やお菓子、コーヒーなどだけでなく、食器なども並んでいます。
"醸ス" は &LOCALSという、福岡県の会社がやっているものなのですが、&LOCALSもステキなお店です。田舎、特に九州の良いものを、生産者と一緒に商品として作り上げて販売する…というすごくカッコイイ取り組みをされています。
"醸ス" にも同様の姿勢が見受けられ、店内には田舎の品質が良い素材を使った食品などがズラリ。それらをオシャレにプロデュースしているので、パッケージも魅力的なものが多く、思わず大量に買って帰りたくなります。
私自身、九州が出自なので、中には馴染みのある商品などがあったりしてニンマリとしてしまいます。なんででしょうね、地元がクローズアップされると少し嬉しくなるのって。
個人的おススメ商品
この "醸ス" にはたくさん良い商品があるのですが、中でもおススメを紹介します!
おいなり
はい、稲荷ずしです。「KAMOSおいなり」と呼ばれています。
単なる稲荷ずしと侮ることなかれ。各地から取り寄せられた一級の具材と、地元の名産品もふんだんに取り入れて作られた、とっても田舎思いの美味しいお稲荷さんなのです!
具体的には、京都産のこしひかりを筆頭に、「九州のまさ子さんの万能酢」「立橘湾のイリコ」「長崎の有機野菜」、おいなりさんの種類によっては「京都のしば漬け」や「美祢の厚木シイタケ」や「瀬戸内のレモン」などが使われているのです。
ちょっと小ぶりのおいなりさんが、キャンディちっくに包まれていて見た目もキュート。食べ歩きとしても、ちょっとした携帯食としてもいいですね。
味は言わずもがな。おあげとお酢が特に美味しくて、小ぶりなサイズもあってかぺろりと食べられます。夏の暑い時期に食べても、爽やかでよさそう。
自転車メシというくらいです、ツーリングがてら寄って携帯食として使うのなんてオシャレじゃないですか。私は真夏に試してみる予定です。
塩キャラメルおこし
「おこし」ってご存知でしょうか。お米で作られたポンポン菓子を、砂糖で固めたようなやつです。九州の方では特に馴染みのあるお菓子で、昔ながらのお菓子としてお土産物に使われるほか、健康的なお菓子として家庭でも食されています。
京丹後市産のコメを使った、英彦山の農家が作ったおこし、それの塩キャラメル版です。言ってみればそれだけで、特別パンチのある味という訳ではないのですが、死ぬほど美味しくて手が止まりません。
一袋450円と日常買いするにはやや高価なこの品ですが、子どもと奪い合うように食べています。米ベースだから健康面も安心、というのも材料になってか、食べ過ぎてしまう傾向があります。注意せねばならない。
場所のおさらい
五条河原町を少し北に行って、寺町通りに入る前の道を入ったところにあります。
オーバーツーリズムが取り沙汰される京都ですが、観光客ドストライクの場所から少し外れていることと、2018年12月完成と出来て間もないため、土日に行ってもまだ落ち着いて店内を見ることができます。近い未来、確実に日々混雑することが予想されるので、行くなら今がマジでチャンス!
おわりに
置いているモノが良いコンセプトで良いデザインで、しかも美味しい。それだけでなく店員さんが親切です。一つ一つの品のバックボーンを、楽しそうに説明してくれます。私が九州出身であることを話すと、これまたとても嬉しそうに聞いてくれました。話している私も嬉しくなります。
こういう、地方と人にやさしいようなお店って大好きです。日頃はジャンクな生活を送る私ですが、特に最近は、ああ落ち着くなあ、と思うのです。
京都の観光地は相変わらず激込みで、どことなく皆ピリついている感じがありますが、ぜひ観光に疲れたりしたらこういう店でホッコリすることをおススメします。ガツンと京都!って感じじゃないですけど、ジンワリ地元を感じるほうが何か趣きがあっていいじゃないですか。
という訳で今日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました。