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キャンパーたちが「最強」と呼ぶランタン、[ルメーナー] レビュー。フェスに、アウトドアにもってこいなモバイル照明【LUMENA 7】

2021年10月追記:ライバル商品である「クレイモア」をレビュー。リンクを貼りました

 

 昨今は高機能でオシャレなLED照明が各社からリリースされ、アウトドアグッズ界隈を賑わせています。こちらもそんなランタンの一つ。その名をルメーナーといいます。

 

 今回はルメーナーとは何か?を紹介しながら、その外観や機能面について詳しくレビューしていきたいと思います。最後までお付き合いください。

 

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一見アウトドアっぽくないランタン、LUMENA7

LUMENAとは

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LUMENA公式HPより引用:https://www.phoneartist.jp/

 

 正方形で概ねスマホぐらいの小振りなサイズ感で重量220gという軽量・コンパクトな充電式LEDランタンです。

 

 このスペックで、大手クラウドファウンディングにて目標額を大きく上回る支援金額を達成。アウトドアフリークに人気を博し、その後、一般販売されることとなりました。現在でも愛用者が続々と増えているランタンです。

 

 いわゆるアウトドア用のギアとは一線を画すスタイリッシュな見た目と、非常に合理的な性能が特徴。詳しくは以下で説明しましょう。

 

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外見は非常に簡素にてスタイリッシュ。時代はミニマルやね

LUMENAのステキなところ

大きさの割にすごく明るい

 

 何と言っても、その小ささに似合わぬ明るさです。

 

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まぶしい!ってぐらい明るい。屋外作業用のライトとしてもよさそう

 

 公称なんと1300ルーメン。このサイズで1300ルーメンという数値を実現しているランタンはなかなかありません。一般電球に換算すると80Wを大きく上回る明るさです。

 

 本格的なガソリンランタンなどでは1800ルーメンなんてものもありますが、大きさやランニングコストが比較になりません。荷物を少しでも少なくしたいシーンが多いアウトドア製品において、220gで1300ルーメンというのが革命的なのです。

 

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LUMENA公式HPより引用:https://www.phoneartist.jp/lumena-1

 

 さらに言えば、照射に指向性があるためか、同等ルーメンの一般的なランタンより明るく感じます。というかメチャ明るいです。サイトランタンとして使うぐらいのほうが本領を発揮できます。小さいテント内で使用する場合は、最小光量にしても明る過ぎるきらいがあるぐらいです。

 

スタミナがあって低ランニングコスト

 

 明るくたって、すぐに光量が落ちてしまうようでは意味がありません。LUMENAは最大で100時間の連続点灯時間(公称)を実現しています。

 

 ただし100時間というのは一番光量の小さいLOWで運転した場合。1300ルーメンであるHIGHの場合は8時間の連続点灯時間となっています。それでも一晩のキャンプやグランピングでは十分と言えるでしょう。

 

 LUMENAはMicro USBの規格で充電することができますが、一回の充電にかかる電気料金は1円。ガソリンランタンや電池式のランタンとは比較にならないランニングコスト。燃料の交換なども要らないことを考えれば、扱いも簡単です。

 

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UI部はまとめられている。左から電源ボタン/USB出力/電池残量表示/microUSB

緊急時はモバイルバッテリー代わりに

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LUMENA公式HPより引用:https://www.phoneartist.jp/lumena-1

 

 前述のようにスタミナがあるので、もちろん10000mAという大容量バッテリーを積んでいます。USB出力端子からケーブルでスマホにつなげば、LUMENAをモバイルバッテリーとして使用できるのです。

 

 10000mAあれば、最近のスマホでも2回は余裕で満充電できるぐらいの容量。アウトドアにおいて通信手段を失うことはリスクヘッジの面においても危険な状況です。もしものときのバックアップということにしておいても、ちょっとした安心が得られる機能です。

 

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ちなみに端子部の保護カバーつき。…ちょっと頼りない

 

ごめん、ここがちょっとイマイチ

 

 良いところが盛りだくさんのLUMENAですが、ちょっと惜しい部分もあります。もちろん、良いところの方が多いので価値を損なうようなものではないんですけどね。

価格

 

 コレにつきます。10000円を超える値段なので、ガソリンランタンに手が届きそうな値段です。前述のようにモバイルバッテリーとしての機能があることもふまえれば決して法外な値段ではないんですが、10000円切っていたらとっても嬉しかった。

 

やや堅牢さに欠ける

 

 アウトドア、特に登山などにおいて重要なのは「必ず動くこと」です。たとえばロウソクなどであれば明るさや持続性は弱いものの、過酷な状況下においても「火がつかなくなる」ことはまずありません。ガソリンランタンなどもこういった面に関しては非常に強いです。

 

 そういう意味でLUMENA 7はプロ用ではありません。防水/防塵機能はなく、本体の保護性能もほぼ無さそうなので、過酷な登山での使用などはやめたほうがよさそうです。あくまでオートキャンプやグランピングなどカジュアルなアウトドアで本領を発揮するでしょう。

 

 上位機種では防水を実現したモデルもあるので、そちらを検討するのも良いかも知れません。

 

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ケースがついてますが、防滴。防水ではないので注意

こんな使い方もあります 

 

 私はアウトドアでの使用のほか、カメラ撮影用の補助照明としても活用しています。LUMENAの意図する使い方ではないかと思いますが、便利なんですよコレが。

 


 明るさだけで言えばカメラライトとしてはギリギリですが、電源不用で場所を選ばない使い勝手の良さで充分に補えます。もっと大きなもののほうが豊かなライティングをしてくれるのは間違いありませんが、私のようなアマチュアであれば十分すぎるほど。収納するにもコンパクトで精神を圧迫しません。

 

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必要な道具を一式入れて、簡単に持ち運びできる補助照明として


 このサイトで載せている写真の撮影時にもLUMENAに活躍してもらっています。特に屋内での撮影では、補助照明の有無によって大きくクオリティが変わります。設置場所の移動も簡単ですし、時には手に持ちながらの撮影も可能です。広い家でもないので、設置に場所を取らないのはとても助かります。

 


 我が家では玄関の靴箱に、防災グッズを詰めたリュックを置いています。万が一を想定してですが、そのリュックの傍らをLUMENAの収納場所としています。小型で明るく、スタミナがありスマホの充電も可。その能力は被災時にも役立ってくれそうだと思うからです。あまり考えたくないシチュエーションではありますが、転ばぬ先の杖です。

 

 また、最近では在宅勤務時のテレビ会議にて「カメラ照明」として使ったりもしています。見た目でなく中身で勝負!というスタンスは変わりませんが、社外にプレゼンする機会などではやはり心象をよくしたいものです。

 

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うう~キャンプにいきてえよ~

 

 LUMENAは上位機も作られていますが、私はエントリー機種であるLUMENA 7で十分と判断しました。大きさとスペック、そして価格のバランスがよいエントリー機です。

 

 

 防水機能や、更なる明るさ・スタミナが欲しい場合には上位機種を検討するのが良いでしょう。

 

 タフさ、頑丈さが欲しいならLUMENA 2を。

 さらなる明るさや連続使用時間が欲しいならLUMENA+を選びましょう。

 

 

 ただし、それら上位機種になると予算も1.5倍ほどになるのでお財布との相談が必要です。

 

 私といえば子どもがまだ小さいのでキャンプなどはご無沙汰ですが、子どもたちが成長して一緒にキャンプをするときにはもちろん持って行ってみるつもりです。アウトドア・カメラ照明・防災用と一人三役。こういうの、たまりません。

 

 今回はこれにて。最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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