貧乏人のデジタル日記

きちきちドリモグ~パート従業員の人生逆襲ブログ~

「元エンジニア・プログラマー」「現パート従業員」「子育て真っ最中の父親」の視点から、IT技術や子育てについて情報発信します。ITについては冷静客観的な記事を心がけていますが、子育てについては心の声が漏れてしまっています。

スーパーでの機械故障に学ぶリスク分散

今回は私の仕事での経験と、リスク分散について意見を述べます。

リスク分散と言ってもいろいろなものがありますが、大きな考え方は「もしものときの備え」です。

 

かふきちはプログラマーのころ、保険のシステムを作っていたから、リスク分散について考えがあるんだよ

きっかけは職場で機械が壊れた経験

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ここで何故、私がこの記事を書こうと思ったかのきっかけの出来事を述べます。

 

私は普段、スーパーのお肉屋でパートをしています。仕事内容は、主に指示書通りの数の商品を作ること、午後は次の日の準備です。 

早朝の現場では平日でも7、8人の人間が作業をしており、以下の流れで業務を行います。

全体の午前業務の流れ

①社員がパートより30分早く出勤し、指示書に必要な商品の数を記す。 

②パートは出勤後、売り場を確認し、商品が減っているもの、昨日の商品がたくさん残っているもの等をメモする。

③作業者は指示書に書かれている数の通りに商品化する。

 商品化とは、トレイに決まった重さのお肉を入れることです。商品化の優先順位は、先程売り場確認をした際のメモを元に、売り場に商品がないものから作っていきます。 

④作業者は作られた商品を値段シールを付けるオートパッカーと呼ばれる機械に運ぶ。

 オートパッカーは、配置された商品にラップをして、値段のシールを付けるかなり大型の装置です。 

⑤オートパッカーの前には値付け担当者が一人いて、作業者が持ってきた商品を機械に入れて、値段を付けて行く。 

⑥値段が付けられた商品を品出しする。

 

以上が全体の業務の流れです。

 

午前中は売り場を埋めなきゃいけないから、けっこう忙しいんだよ

 

店では毎日広告

店では毎日広告が入っています。つまり、何かしら特売の商品があるのです。そういった商品は売れ行きが良く、ちょっと目を離すと売り場が何もない状態になってしまいます。

 

スーパーのお肉屋で頻繁に発生する問題

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このような業務をしなくてはならないスーパーで、頻繁に起こる問題があります。

 

「オートパッカーが壊れる」

 

オートパッカーが月数回のレベルで壊れます。もちろん、メーカーのサービスエンジニアは連絡するとすぐに店に来て、迅速に対応してくれます。

 

ある日のオートパッカーの故障

そしてある日も壊れました。チーフが電話をして、サービスエンジニアに来ていただきましたが、1時間、2時間経てど一向に直りません。チーフの顔つきが変わっていきます。このままでは売り場に商品が出せず、売り上げが達成できなくなるからです。

売り上げには会社は厳しいからね

 

売り場に様子を見に行くと、広告の商品は既に0個です。お客さんからは「これないの?」と何度も聴かれます。そのたびに「機械の故障のため、いつお出しできるか分かりません」と答えることしかできません。

 

目当ての商品が変えないお客さんは不機嫌に、従業員もイライラしてきます。作業場の冷蔵庫は値付けが出来ない商品でいっぱいです。じっと作業の様子を見つめられるサービスエンジニアも緊張感からか汗をかいています。

 

そして、正午前に壊れた機械が動くようになったのは午後3時半です。急いで値付けをして品出しをします。

 

値付けや品出しのため、パートは残業です。

この日は売り上げが多くダウンし、残業の分人件費もかかりました。

 

同じことが数か月置いて再び起こり思ったこと

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つい最近も同じことが起こりました。

 

そのとき私が思ったことは、

「ラベルプリンタがあればいいのに」

です。

 

ラベルプリンタとは、値段のシールを印刷してくれる機械です。ラップ機能はありません。

作業場には既にハンドラッパーがあります。ハンドラッパーとは手で商品にラップをするための機械です。大きく巻かれたラップがセットされており、ある程度ラップを引き出したら、ヒートカッターでラップを焼き切ります。

 

つまり私の頭に浮かんだことは、商品をハンドラッパーでラッピングし、ラベルプリンターでシールを付けて、売り場に出す。

 

これだけで大がかりな機械がなくても、売り場に商品を補充することは可能です。

もちろんオートパッカーの方が生産は高いです。単位時間当たりの値付け量は手作業とは比べ物になりません。

しかし、オートパッカーが故障したとき、売り場を埋める分だけでも手作業で値付けが出来れば、売り上げを大幅に落とすことはなかったのです。

 

私はこのとき、1つの方式だけではなく、2つ以上の方式を引き出しとして持っていた方が、何かあったときに損害を最小限に出来ると感じました。

 

現在、店にはラベルプリンタは導入されていません。一店舗、一部署のだけの問題ではないため難しい問題です。

 

リスクを分散させる理由は安心感

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私のようにもしものときのために、手を打っておきたいと考える方は多いです。しかし、何故もしものときのために手を打っておきたいと人は考えるのでしょう。いざとなったらそのときはそのとき、と考えても良さそうです。

 

理由は、安心感を得るためです。何かが起こっても、私は手を打ってあるから大丈夫と思って生きて行くことが精神的な安定に繋がります。冷静に考えるとリスクを分散することはリスクをなくすことではありません。生命保険では、普段から保険料と言う少しのリスクを伴うことで、もしものときのリスクをなくしているのです。

 

リスク分散はあなたの生き方に直結します。自分は貯蓄で何が起こっても対処できると思う方は保険を掛ける必要はないですし、安心を得たい方は保険を掛ける必要があります

 

自分に合った生き方を考えてみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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