唾液の働きを最大限に発揮するには | とりす歯科矯正(大人のための矯正歯科専門医のブログ)

唾液の働きを最大限に発揮するには

 唾液には健康に欠かせない色々な能力があります。抗菌作用、消化作用、粘膜保護作用、食塊形成作用、pH緩衝作用、粘膜修復作用、潤滑作用、再石灰化作用といった大事な働きがあります。

 

こうした唾液の働きは誰もが持っている能力ですが、その能力の効果はそれぞれ個人差があります。勿論唾液の量が多いや少ない、年齢による差や薬物の使用等も影響しますが、一番この唾液の能力に影響を及ぼしているのが、口元の形態です。すなわち口元の調和が取れて24時間無意識下でも口唇が開かないと云う事です。口が開かないことで、口腔内の唾液は乾燥せず唾液の能力を口腔内だけでなく胃や腸といった消化器系にも良好な影響を与えてくれます。

 

『口元の調和が取れている女優さん(このように調和のとれた口元でかつ綺麗な歯並びが理想です)』

 

逆に口元の調和がとれていない人は、寝ている時やぼんやり考え事をしているといった無意識下で口がポカンと開く人は、唾液は乾燥してしまい量が少なくなりその能力は充分に発揮することは出来ません。

 

個々の口元の形態で唾液の能力が充分に発揮出来るのかは決定されます。例えばゴボ口や出っ歯の人は殆どお口ポカン状態ですので唾液の能力は充分に発揮できませんから、そうした過酷な状態が30年40年と続けば口腔内の状態はいくら口腔ケアに注意を払っていても色々なダメージを受けてしまうのが当然です。

 

『口元の調和が崩れているため口唇と閉じるとオトガイ部に皺ができる』

 

『口を閉じるのが困難なため無意識ポカンと開いてしまう』

 

『同上の口腔内の歯並び(出っ歯)』

 

 

唾液が乾燥した口腔内はまず歯茎が歯肉炎になり次に歯周病に罹患するというのが最も一般的なパターンであり、口臭も強烈になってくるのですが本人は自覚がないというのがこの症状の特徴でもあります。

 

歯並びが悪いや良いということよりも、その歯並びがどのような環境の口腔内にあるのかが非常に重要な事であり、口元の形態により唾液の能力は大きく左右されるものです。理想としては24時間無意識下で口唇が閉鎖した中で綺麗な歯並びをしていることです。

 

勿論その上で口腔ケアをしっかり行なえば、健康寿命100才も夢ではないと言えます。

 

 

 

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第二日曜・第三日曜日も診療をしています。

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