数日後、想定していた通り、義父がよめ子に声をかけてきた。
「ごみが邪魔だで今からセンターに持っていく。」
「どれを持っていけばいいか教えてくれ。」
(よしっっっ!)
「分かりました。今、行きますね。」
ゴミが置いてある車庫に移動したよめ子と義父。
「これと、これと・・。荷台に乗せていきますね。」
せっせとゴミ袋を軽トラの荷台に乗せ終えると・・・
「あぁ、勿体ない。」
「こんだけ買うのにいくらかかったと思っとるだ。」
「あんたにとってはゴミかもしれんけどな、こっちにとっては思い出がある大切なものだぞ。」
最後の最後に暴言きたよ。
大切なものなら、物置にほかっておくのはやめてよね。(おかげでほこりまみれだよ・・・)
言いたいことはあったけど、ぐっと飲み込んだよめ子であった。
手入れされていない昭和の子供服を子供に着せるとか、恐怖でしかない!