子供服 その4 | 日々の義父と。

日々の義父と。

義父と折り合いをつける嫁の日々

 

 

数日後、想定していた通り、義父がよめ子に声をかけてきた。

 

 

 

 

「ごみが邪魔だで今からセンターに持っていく。」

 

 

「どれを持っていけばいいか教えてくれ。」

 

 

 

 

 

(よしっっっ!)

 

 

「分かりました。今、行きますね。」

 

 

 

ゴミが置いてある車庫に移動したよめ子と義父。

 

 

 

 

「これと、これと・・。荷台に乗せていきますね。」

 

 

 

せっせとゴミ袋を軽トラの荷台に乗せ終えると・・・

 

 

 

 

 

「あぁ、勿体ない。」

 

 

「こんだけ買うのにいくらかかったと思っとるだ。」

 

 

「あんたにとってはゴミかもしれんけどな、こっちにとっては思い出がある大切なものだぞ。」

 

 

 

 

 

最後の最後に暴言きたよ。

 

 

 

大切なものなら、物置にほかっておくのはやめてよね。(おかげでほこりまみれだよ・・・)

 

 

 

言いたいことはあったけど、ぐっと飲み込んだよめ子であった。

 

 

 

 

手入れされていない昭和の子供服を子供に着せるとか、恐怖でしかない!

 

 

 

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