息子、小学三年生(バカな方)。

 

難関でも名門でもないけどいわゆる「お受験」を経て、現在私立小学校に、毎日元気に電車で通学しています。

 

 

成長しています。毎日、モリモリご飯を食べて、ニョキニョキ大きくなっております。

 

 

「息子くん、しばらく見ないうちに大きくなって!」

 

 

これ、お子さんをお持ちの方なら、誰でもよく言われるセリフだと思うのですが、

 

 

毎日、嫌ってほど顔を突き合わせている自分からすると、ピンとこないものです。アハ体験。

 

 

しかし、そんな息子の着実な成長を、それこそ嫌ってほど思い知らされる、例のイベント。

 

「制服のサイズアウト」です。

 

 

子供はモリモリと成長するもの、小学生の制服なんて、そりゃどんどん買い替えになっちゃうんじゃないかしら。

 

その通りです。

 

 

そもそも、小学校入学時に、「どのサイズを買うのか。これはいつまで持つのか」という戦いが始まっていることは、ここで書いたのですが、

 

 

 

制服の話1でも書いたのですが、そもそも小学生に制服、このシステムに無理があるんじゃね?こんなことを言われたことすら、あります。

 

 

 

また、「すぐに買い替えになっちゃうのに高い制服を着せるなんて、やっぱり私立は違うわねえ〜」といった、イヤミ混じりの感想をいただいたこともあります。

 

 

 

(私立小学校あるある、ですが、『お金持ち』『勉強できる』『子供はいい子』これ、私立3大風評被害と私は呼んでいます。ホントにフッツーの家庭、フッツーよりできないかも)の子供フッツーの学校なんですけどね…)

 

 

しかし、毎日着られる脅威の耐久性、どこにでも着られる抜群の汎用性、毎日これ着てりゃオッケーの頼れる利便性、どれを取っても

 

 

お値段以上、制服

 

 

って思います。いやホント、公立でも制服にすりゃいいのに。絶対コスパこっちの方が高いってばよ

 

 

息子は制服大好きです。やはり制服って、けっこう褒められるというか、小さい子のフォーマルってカワイイじゃないですか、そんな雰囲気があって、

「息子くん、制服、素敵ね!」と大人に言われることも多くて、息子的には、持っている服の中で一番イケてる服という認識になっています。何なら不必要な時も着たがるくらいです。

 

 

そして、親も子供も大好きな制服ですが、そうです、恐怖のサイズアウトを迎えることとなりました。

 

 

子供の成長曲線は、その子によって全然違います。

 

 

なんせ採寸が11月です。4月の入学時には、すでに小さめなのでは…??というお子さんも、ちらほらいます。

 

 

そして1年で泣く泣く買い替え、となってしまった方もけっこういました。

 

 

子供の成長っぷりなんて、親でもわからないものです。制服に限らず、指定の革靴などもそうですが、

 

 

「…ここでこのサイズを買うと…いやさすがに大き過ぎか…あと1ヶ月待つと冬服に切り替わるから、ここは明らかに小さいけど、見て見ぬフリをして乗り切って、で、この上のサイズを5月に買って…」

 

 

と、まるで先物相場を見極めるような視点で、成長の動向を読んでいくのです。

 

 

が、それでも訪れる、サイズアウト。

 

 

 

息子、入学時の制服、3年生の春には、「ああ、もう小さいな」となっていました。

 

 

小さいながらも、まあ、一応は着れている。このまま5月まで乗り切れば、夏服に切り替わります。

 

 

なんとか春いっぱい着て、で、夏休み中に、お直しに出そう!

 

 

そう思っていたのですが…

 

 

 

息子の学校の制服、男児のものは、少しだけですが、ズボンの裾と、上着の袖を出すことができます。

 

 

制服を取り扱っているのは、某百貨店。

 

 

学校を経由して申し込むこともできますし、全校保護者会の時などは、百貨店の方が出張してきてくれて、いろいろ相談できたりもします。

 

 

また、付属の中高には、定期的に百貨店の出張があり、そちらに出向いて依頼することなどもできるようになっています。

 

 

別に郵送でも、そちらに頼んでもいいのですが、夏休み中、どっかでお出かけがてら、百貨店に行けばいいかな、と、そんな風に思っていたのですが…

 

 

 

夏休み。息子と買い物がてら、百貨店に行きました。

 

 

 

制服専門フロアでは、数多くの学校制服を取り扱っています。おお、あれは名門、○○学園の制服!あれはお嬢様学校、○○小学校!セーラー服、カワイイなあ。

 

 

…などと、ミーハー心をくすぐられつつ、

 

 

「…でですね、小さくなってしまったこの冬服の、袖と裾を出していただきたいのですが…」

 

 

と、まる2年着倒した、けっこうボロい制服を取り出しました。

 

「では、一度、着ていただいて、見てみましょう。」

 

 

息子、試着室へ。

 

 

…これでなんとか、あと1年は乗り切って、そうすれば小学校、半分は1着で過ごせるワケだし、1回の買い替えで何とかなるといいんだけど…

 

 

と、そんな風に思いつつ待っていると…

 

 

 

息子、登場。

 

 

 

「こ、これは、お母様…」

 

…私も、店員さんも、しばし絶句。

 

 

いや、うん、わかってる。さすがに一目瞭然、これは、誰がどう見ても、

 

つんつるてんの、ピッチピチ。

 

 

 

「…すみません、さすがに、ここまでサイズが違いますと、その、裾出し袖出しでは、対応できないかと…」

 

 

デスヨネー

 

 

 

ああ〜買い替えか〜

 

 

 

そこもガッカリしたのですが、それよりも私が一番思ったのが、

 

 

 

これ、5月まで、よー着てたもんだな

 

でした。

 

 

 

百貨店に行ったのは、確か8月上旬。

 

5月から3ヶ月は経過していますが、この3ヶ月で、死ぬほど成長したのか、それとも、そもそも5月の時点でアカンってほど小さかったのか。

 

 

なんか後者のような気もするのですが、

 

ホラ、毎日見てるからお母さん、全然わかんなかったよホント。

 

 

結局、採寸して新品を買うこととなってしまったのですが、

 

 

 

3号→6号への買い替え

 

 

 

 

となりました。

 

 

 

どれだけ小さいの着てたんだよ息子。

 

 

 

ああ〜予想外の出費だ〜

 

 

 

完全に想定外でした。この日、持ち合わせが無くて代引きにしてもらったくらい、私は完全にお直しでイケると思っていたのです。3号から6号なのに。

 

 

多少…いや、かなり落ち込む私。ええと、制服が届くのが9月でしょ、その頃の支払いは…と、非常に現実的かついやらしいことをグルグルと考えていました。

 

 

「いやいや、お母様、息子さん、成長しているということです。めでたいじゃないですか」

 

と、店員さん。

 

 

 

いや、そうなんだけどさ、わかるんだけどさ。

 

 

 

で、ここで面白いな、と思ったのは、この店員さんの言葉。

 

「おめでたいことなんですよ」

 

 

 

ですね。

 

恐らく、私のようなお母さんがここにはたくさん、来ているのでしょう。予想外のサイズアウト、想定外の、失費。

 

 

その方への、「定番、必殺の決め台詞」なんだと思います。

 

 

 

 

…だって、採寸の方、品物を探す方、書類を書く方、3人くらい店員さんいたけど、

 

 

全員、言うんだもん。

 

 

 

これマニュアルなんだろうか。でもまあ、確かに理にかなった殺し文句だとは思う。

 

 

 

 

というワケで、私としてはチャートを完全に読み違え強制ロスカットとなってしまった制服買い替え。

では最初に大きくレバレッジをかけ、デカ目のサイズを買ってしまえばいいのでは、と思うのですが、それはそれで学校から「あまりにサイズの合ってない制服を着ないでください」と言われてしまい、やはり負けちゃいます。

 

 

 

 

息子、今では毎日、ピカピカの制服で学校に通っています。

 

かなり大きめを買ったはずなのですが、もう普通にジャストサイズに見えるのが、ホントに恐ろしいです。

 

 

 

 

本日の教訓:

 

子供と金魚は、いつの間にかデカくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

制服、売ってます。どこの制服でもない、制服。しかし制服のない私立、こういった「制服っぽいナニカ」で通ってる方もけっこういるとの話です。まあ○ァミリアとかの服で揃えているみたいですけど学生服・制服のニシキ通販