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会社は変革出来る! 株式会社シグマを知っていますか?


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会社の変革は難しい!
でも、変われる会社もあるんです!
交換レンズメーカー シグマについて思うこと!

福岡ネタではないですが、ビジネスネタはここで投稿したい思います。トップ写真は本題とは関係ありません。(汗)

カメラに興味がある方は。シグマをご存知と思います。
シグマは、一眼レフ等レンズ交換式カメラの交換レンズの専業メーカーです。(正確にいうと過去形ですが。。。)
いわゆるサードパーティ製レンズと言われる世界です。各カメラメーカーの仕様に合わせたレンズを販売しています。交換レンズの開発、製造、販売を行う大手メーカーです。
カメラメーカーは自社のカメラ向け専用レンズを販売します。他方、他社のカメラ向けに交換レンズを販売している専業メーカーもあります。これがサードパーティメーカーです。
日本メーカーだと主要メーカーとして3社 シグマ、タムロン、トキナーがあります。


今回は、超個人的な見解を書いてみたいと思います。私はシグマの内部実情を知りませんし、株も持っていません。レンズは今は一本持っているだけです。(笑)

 

シグマのWikiのリンクを貼ります。レンズ情報だらけなので分かり難いですが。。。

ja.wikipedia.org

 


この十数年位でしょうか シグマは大きく変貌を遂げています。
元々シグマは、安物交換レンズメーカーとして認知されていた時代が非常に長く、年配のカメラマンの方達は、シグマなんで使えないと皆思ってます。評判悪かったのです。過去形ですよ!

 

確かに昔は安物メーカーでした。
私が30年位前にペンタックスの MZ10というフィルムカメラを買いました、確かシグマのダブルズームレンズキット付きで49,800円位だったと記憶しています。(少し記憶はあやふや(笑))
レンズ二本ついてるんですよ。そんなにレンズが安かった訳です。
当時は、シグマはそんな存在であったのです。

その後、時代が経って17年程前に私がデジタルカメラを使用し始めた時も、シグマを使っていました。やはり、安価な位置付けのモデルがその当時も多かったです。シグマは、お安い交換レンズのメーカーの代表でした。

 

2012年シグマは商品ラインアップを再構築しました。
ここが変革の出発点です。

Art ラインという商品が投入されました。
正確には、商品ラインナップをArt/Sport/Contemporaryの3つの line に分けてきました。簡単に言うと、Artが高画質、Sportが動き物、Contemporaryが安価という商品ラインナップです。


当時のシグマ 山木社長のインタビューのリンクを貼ります。 

dc.watch.impress.co.jp

 

 

www.youtube.com

 

 

特にArtラインは高画質を訴求し続け、市場の評価を得てきました。
レンズの世界は正直なもので、レンズの性能は使えば分かる訳です。実写評価や技術的な評価で検証されます。
シグマは、その実力で安かろう悪かろうという過去の評判を自らの力で覆して来ました。


Artラインのレンズは非常に高画質です。しかも独特の外観で非常に高級感もあります。従来の安かろう悪かろうというイメージの影はそこにはありません。

シグマレンズ、特にArtラインのレンズに特徴的なのは、ふんだんに硝材が使用されて非常に思いのです。大きい口径のレンズをふんだんに使用します。他社には無いアプローチです。

その結果、軽量化なんて気が無いのかと思う位重いレンズになります。(笑) しかしながら、高画質なレンズを実現出来ます。
コストに直結するガラスをふんだんに使用して高画質を実現します。画質的には純正カメラメーカーを超えています。ニコンやキャノンを超えたレンズも幾つも存在します。

 

不思議なのがシグマの生産はほぼ日本製です。会津工場で一貫生産されていると聞いています。国内生産でありながら、これだけの価格競争力を持っているのです。
同じ設計のレンズを複数のメーカー向けに販売することによってボリュームを稼ぐことできるってはサードパーティメーカーのメリットなんでしょうね。

量産力に物を言わせて、高価なガラスをふんだんに使用するという物量作戦で高画質を取るとアプローチと思います。

この種の高画質レンズを求める人は、多少重くても画質が良い方が良い訳です。ズシリと思いレンズは所有する喜びもありますね。

このアプローチが正解だったんだと感じます。カメラ業界怪の中で個性を埋没させない為のアプローチだと思います。

 

社長の山木さんも若い経営者で必死に推し進めています。
他社に無いアプローチすることで自社の価値を上げていくという非常に上手いアプローチだと思います。

この種の変革は簡単には出来ません。トップの強いリーダーシップの賜物です。トップが前面に出て市場に向き合い語る。こんな当たり前が出来ないのが日本企業の常であり、日本政府も同様です。


ビジネス、政治に関らず、行き詰った日本社会に必要なのは強いリーダーシップと現場を知った経営者だと思います。

シグマの今後にも注目します!

 

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