野の花 庭の花

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すっくと立つ立ち姿にひかれたミゾソバ(入笠山シリーズ07)

2019年10月19日 08時23分41秒 | 

平地でもたくさんみられるミゾソバであるが、入笠山のミゾソバは華麗な花の傍らで妙に気になった。湿原に群生していたからだろうか。人の目をきにせず、すっくと立っている姿がりりしい。名前は溝に生えているソバに似た花ということで、ごく分かりやすい。花はママコノシリヌグイに似ている。どちらもよくみるときれいな花である。

(2019-09 長野県 入笠山) 

 

ミゾソバ(溝蕎麦、学名 Polygonum thunbergii または Persicaria thunbergii )は、タデ科タデ属 (Polygonum) またはイヌタデ属 (Persicaria) に分類される一年生草本植物である。

分布
東アジア(日本、朝鮮半島、中国)に分布する。

日本では北海道・本州・四国・九州の小川沿いや沼沢地、湖岸などに分布する。 特に稲作地帯などでコンクリート護岸化されていない用水路脇など、水が豊かで栄養価が高めの場所に群生していることが多い。

今でこそ護岸をコンクリートで固められてしまった場合が多いが、かつて日本各地で水田が見られた頃は、土盛りされていた溝や用水路、小川などの縁に普通に生えており、その見た目が蕎麦に似ていることが和名の由来になっている。

特徴
水辺などで 30-100cm ほどに生長し、根元で枝分かれして勢力を拡げ群生する。匍匐茎に閉鎖花をつけ種子を稔らせる場合もあるとされる。また茎には下向きに刺があり、他の植物等に絡みついて伸びることがある。

葉は互生し、形が牛の額にも見えることからウシノヒタイ(牛の額)と呼ばれることもある。

花期は晩夏から秋にかけてで、茎の先端で枝分かれした先に、直径 4- 7mm ほどで、根元が白く先端が薄紅色の多数の花を咲かせる。 なお、他のタデ科植物と同様に花弁に見えるものは萼である。

 

 

 



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