デジタル技術やパソコンを使った技術はそれを使って何ができるかが重要です。
私の場合その恩恵をいろいろ受けてますが、そのひとつは楽曲再生における音声変調です。
iTunesでも、iPodでも一般的な音楽プレイヤーにはイコライジング機能がついてますね。
高音や低音の周波数バンド単位で音の大きさを変えられたり、BASSブーストやライブ感を出したり様々な変調機能があります。
私は音楽のプロではないですが家に2台、据え置きのイコライザがあります。
そのうちの1台はベリンガーのDEQ2496です。
ものすごい多機能なのですが、買った時は新品で2万円くらいでした。(今でも3万円くらい)
ベリンガーの社長の方針で安く良いものをミュージシャンに提供したいということだったと思います。
日本のメーカーが作ったら20万円以上するだろうな。
本題はここから。
DEQ2496には通常のイコライジング機能はもちろん、様々な音の変調機能が搭載されています。
一番気に入っている機能は、音場の奥行き、左右の広がりをグラフィカルに調整できるところです。
ボーカルの位置を移動したり、ある程度好きに音を配置出来ます。
デジタルならではの機能です。
入力はアナログでもデジタルでも可能ですが、アナログの場合内部でデジタルに変換してから変調をかけることになります。
出力もアナログ、デジタルどちらも可能です。
ちょっと欠点なのが出力をアナログにすると若干高音が歪むところかな。
なので出力はデジタルで使ってます。
もちえろん妻には理解してもらえず、またガラクタを買って来てと言われていました。(^^)
ところが、2018年大晦日の紅白で米津玄師のLemonの生中継を、DEQ2496で変調をかけてスピーカーを通して聞かせてみたところ態度が変わりました。
何とも言えないダンスに合った奥行きが良かったということでした。
ガラクタの価値を理解してもらえて良かったです。
米津玄師さまのおかげです。
携帯の音楽プレイヤーでも数万円するのですから、音を好きな音・音場に変えて聞いてみたい方に是非お勧めです。