Jailbreakを取り巻く状況と脱獄状態をキープする方法(iOS12.4編)」で、脱獄状態をキープする方法として、署名期限が切れても脱獄をキープするために「ReProvision」という脱獄アプリを紹介しました。

しかし無料のAppleIDですと、2つのアプリまでしか自動署名できません。

 

本記事は3つ以上のアプリを登録する方法がわかったので忘れないうちの備忘録です。

 

「ReProvision」に3つ目のアプリをインストールする時に署名又は、3つ目のアプリの再署名をしようとすると下記のメッセージが表示されます。

 

 

下記のようにChimeraのほかに自己署名のアプリが3つ入っています。

 

 

これを解決するには、MacのConfigurator 2というユーティリティアプリを使って、アプリのプロビジョンファイルすべて消します。

※ない場合はMac App Store - Apple Configurator 2からインストール。

Apple Configurator 2 ヘルプ

 

iPhoneを接続し、Configurator2を起動します。

 

 

iPhone画面を右クリックしてメニューを表示、「削除」→「プロファイル」を選択します。

 

 

iPhoneにインストールされている構成プロファイルの一覧が表示されます。

 

 

自分のAppleIDで自己署名したアプリプロビジョンファイルを削除します。

(※削除しても再署名すると復元されます)

メール設定の構成プロファイルなど関係ないプロファイルを削除しないように注意して下さい。


 

メール設定の構成プロファイルを残し、きれいになりました。

 

ReProvisionを起動し、Chimeraの再署名を実行します。

 


再署名完了です。

 

以上のように、「ReProvision」に3つ以上のアプリを登録する場合は、Configurator 2を使って原因となっているアプリのプロビジョンファイルを削除する必要があります。

 

単に3つ以上の自分の作ったアプリを自己署名で継続的に動かしたいという方には、「AltStore」がお勧めです。

「AltStore」はJailbreak(脱獄)不要で、3つ以上のアプリのインストールと自動再署名(Configurator 2でプロビジョンファイルを消さずに3つ以上のアプリが登録可能)に対応しています。

「AltStore」のbeta版を試してみましたので、ご興味ある方は「Jailbreak不要なiOSアプリストア AltStore beta版にアプリ入れてみました」をご覧ください。