人生激辛ソムタム

風呂なしアパート20年の日々とタイ・インド

独居日乗 1.1(水)

元旦をグループホームで迎える。大晦日の宿直は敬遠していたが、経験してみるとなんでもない。考えようによっては、アパートで寂しく過ごすよりは気が紛れていいのかもしれない。これで2日~6日に休んでも大きな減収にはならない。

今日は利用者が2人しかいないので、朝はいつもの休日よりもさらにゆっくりできる。8時過ぎに下へ降りていくと、トイレ前の廊下が全面水浸しになっていて、自閉症の強い〇〇さんが足を濡らしながらこちらを険しい顔で見る。警戒しながらリビングに入り、鍵を開けて冷蔵庫から朝食を出して並べるとすなおに食べはじめた。

炊飯器の蓋に付いていた15✕5センチ大の部品がなくなっている。あんな大きなものを流せるのかはわからないが、この詰まり具合を見ると、いつもの破いた牛乳パックではなさそうだ。廊下の水をトイレマット4枚とタオルを何度も絞って吸い取ったあと、スッポンで詰まりを直そうとやってみるが、まったく効果がない。業者を呼ぶと3万円~5万円かかり、費用は法人が負担しているということだから、この人は2年半の間にトイレ修理だけで100万円以上使わせている。

いつもより混んでいる帰りの電車に元旦を感じ、西友で買い物をして帰宅。目の前の神社に木の写真を撮りに行くと、参拝者が大行列をつくっていて、ここでも元旦を感じた。