不妊治療

【不妊治療ブログ】人工授精始めました

不妊治療をスタートさせた31歳のOLです!
色々な検査が一通り終わり、タイミング法も試し、人工授精をスタートさせることになりました。

「人工授精」ってよく聞くけど、実際どんな治療なのかよく分かっていませんでした。

今回は人工授精とは何かをお話したいと思います。
妊活中の方、不妊治療を検討している方は、ぜひご覧ください!

人工授精(AIH)とは

用手法等で採取した精液を、先端の丸い特殊な細い管が付いた注射器に吸いとって、子宮の中に直接注入することを人工授精といいます。

 

人工授精の意味

普通、精子は膣から頸管粘液の中を通って子宮内・卵管内に泳ぎ上っていかなければなりませんが、人工授精で精子を子宮の中まで送り届けてあげれば、精子が受ける負担が少なくなり、卵子まで到達する精子の比率と受精率・妊娠率が上がることは期待されます。

 

人工授精の適応

精子が少ない場合(精子減少症)、精子の動きが悪い場合(精子無力症)、性交後テストの結果が良くない場合、性交障害がある場合、不妊症の原因が見つからない場合(機能性不妊)などの場合、人工授精を行うと自然妊娠よりも妊娠の可能性は高くなるそうです。

 

人工授精のデメリット

・感染症、疼痛、出血の原因になる

・人工授精で妊娠した場合、通常の妊娠と比較して異常が出易いという事はない

・費用がかかる

 

人工授精の手順

私が通っている不妊治療専門クリニックの場合となりますので、ご参考にご覧ください!

①予約

まず、超音波検査などで排卵日を予測します。精子と卵子の生存期間から考えて、予測された排卵の時期の2日前から1日後までの間で都合の良い日時を予約する。
※初回は同意書が必要

②採精

予約日時の3時間以内(出来れば1時間前が好ましい)に、精液は用手法(手を用いて刺激をする)で、直接容器に射精する。

シールに署名・人工授精の日付・禁欲期間・射精した日時を記入する。

③人工授精

人工授精の細い管が付いた注射器で精液を吸い取り、診察台の上で本人の姓名を確認した後、その管を子宮の中に差し込んで精液を注入します。

その後、診察台上で5分ほど安静にして、処置は終了となります。

人工授精後に生活上の特別な注意事項はないそうです。

④抗生物質内服

精液中には雑菌が入っている事が多いので、感染予防の為に人工授精の当日から2日間抗生物質を内服します。

 

精子洗浄濃縮法とは

人工授精では子宮の中に入れる運動精子数が多いほど高い妊娠率が期待できますが、通常の人工授精で子宮の中に入れる事が出来る精液は約0.3〜0.5mlです(精液量の平均は2〜5ml)ので、採取していただいた精液を全部注入することが普通はできません。
しかし、元気な精子には重たいという性質があるので、比重の高い液体と一緒に精液を遠心分離すると、状態の良い精子をすべて集めて効率よく人工授精する事ができます。

この方法は同時に精液に含まれる雑菌や子宮を刺激する物質を取り除く効果もあり、人工授精後の感染症の発生率の減少と妊娠率の上昇が期待できます。

洗浄濃縮法の欠点としては、人の手が余計に入って、より「人工的」になることと、費用が余計にかかることです。

これまで、精子洗浄濃縮法によって妊娠した児に異常が発生したという報告はないそうです!

 

人工授精の費用

私が通っている不妊治療専門クリニックの場合です!

人工授精という処置は現在(2020年6月時点)、保険診療として認められていないので、人工授精に関連する治療費用は自費になります。

通常の人工授精は約15,000円ですが精子洗浄濃縮法を利用した場合は約25,000円です。

 

上記の費用は、人工授精だけの金額となります。

私の場合は、排卵日の予測で人工授精をする日の前に2回診察に行ってますし、処置の日とその数日後にホルモンの注射を打ったりしているので、別で費用がかかっています。

 

私が人工授精にかけた今までの費用については、別ブログでお話したいと思います!