新日本プロレス。金曜8時。
ある一定以上の年齢のファンにはたまらない言葉である。
私もその世代であるので感慨深いものがある。
その伝統というべき時間にBSではあるが、
34年ぶりに新日本プロレスが帰ってきたというわけである。
当時金曜8時にテレビを見ていると、そこには普通にプロレスがあり、
アントニオ猪木が敵を倒していた姿があった。
そして34年が経過した今、そこに立っているのは内藤哲也であり、
オカダカズチカであり、棚橋弘至である。
そう、今の新日本を支えているスターレスラーたちだ。
そして先日その記念すべき1回目が放送された。
私はリアルタイムで見ることはできなかったが、
SNSなどを見るとやはりこの時間での放送は大きな反響があったようである。
今回の放送内容は本来ならおそらく3.31両国大会であっただろうが、
その大会は中止となってしまったため、2.9大阪城の2冠戦が放送された。
前後に内藤哲也のインタビューもあり、試合もほぼフルの尺で放送されていたので、
充実した内容であったのではないだろうか。
今後の展開だが現在はご存知の通り、大会の中止が続いている状態であるので、
しばらくはこれまでの試合の映像を流すというようであるが、
これまでワールドでしか見られなかった映像が、ゴールデンタイムに放送される
ということは、新規ファン獲得に大きく寄与するのではないだろうか。
テレビの力が弱くなっているといわれている時代ではあるが、
コアなファンではなく、興味のない層やライトな層を掴むのには、
まだまだ影響力は強いはずである。
興行中止というピンチをチャンスに変えるには、
このようなテレビでの映像コンテンツの露出は必要であるといえるだろう。
また話は変わるが今週発売の週プロにて、メイ社長が今の思いを語っている。
まだ詳細は確認できていないが、
情報などを見ていると秋以降に大きな仕掛けを考えているようだ。
また格闘技界に目を向けると、このようなニュースが発信されている。
これはRIZINの榊原CEOが今夏に格闘技団体の枠を超え、
一大イベントを開催したいというニュースである。
これにはSNSなどで、早くも多くの選手や団体が歓迎の意思を発信している。
もし事情が許しこの大会が実現すれば大きなインパクトを残すであろう。
またその大会で格闘技界垂涎のカードと言われている、
那須川天心と武尊のカードが実現すればそのインパクトはさらに大きくなるはずだ。
前回の記事にも書いたが、現在プロレス界、格闘技界は未曽有のピンチである。
実現するかはわからないが、格闘技界はすでに動き始めた。
となれば、プロレス界も何もしないというわけにはいかないのではないか。
そして動くのであれば、格闘技界がRIZINであるように、
プロレス界なら新日本プロレスしかない。
新日本が動けば必ず事態は動くはずだ。
メイ社長を筆頭とする新日本首脳陣の一歩踏み出す勇気を見たいのは、
私だけではなく、多くのプロレスファンもそうではないだろうか。
プロレス界の真夏のメガイベントの開催を期待し、今回の記事を終わりたいと思う。
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では最後までお付き合いいただきありがとうございました。