2019年6月22日土曜日

一人事務員が6月に忙しいわけは?


労働者派遣事業を営んでいる事業所の総務にとって、何かと忙しい6月です。

私の会社も派遣事業を営んでおりますので、もれなく忙しい状態です。

今回の記事では、労働者派遣事業を営んでいる事業所の総務は、なぜ6月が忙しいのかということについてお話ししたいと思います。

なぜなら、6月は労働局や年金事務所などに提出する書類を作成しなければならないからです。


6月30日までに労働局へ提出しなければならない書類


◆労働者派遣事業報告書(年度報告)(6月1日現在の状況報告)


内容を大まかに説明すると、

・期間中の売上高および取引先事業所数

・派遣労働者の雇用契約について、有期・無期の労働者人数の報告

・雇用安定措置の実施人数

・労働者8時間勤務当たりの請求時給平均額・支給時給平均額

・キャリアアップ教育訓練に関する報告

・6月1日現在に勤務した派遣労働者数の報告及び雇用保険加入状況


ある程度集計したら、厚生労働省のホームページから様式をダウンロードし、上記の内容を数値化して集計した数値を落とし込んでいきます。




これがが結構複雑で、何回も確認をし直したりと、集計作業は大変でした(泣)



万が一、労働者派遣事業報告書を提出をしなかった場合は、労働局の指導または業務停止命令等の罰則があります。



つまり、労働者派遣事業を営んでいる会社は、必ず提出しなければならない年に1回の報告書なのです。


もしよかったら、こちらも読んでくださいね!

労働者派遣事業報告書の提出





7月10日までに労働局へ提出しなければならない書類


◆労働保険年度更新申告書



労働局への提出期限が7月10日までとなってはおりますが、労働保険の申告は6月3日から受付が始まりますので、できるなら早めに提出しておきたいところです。


今回私は、提出した労働保険年度更新申告書を記入ミスをしており、労働局から確認の電話をいただきました。


確認の内容は概算保険料の納付についてです。


概算保険料とは、すごく簡単に言えば、来期の労働保険料の大まかな金額を算出して前納する保険料のことです。


この概算保険料ですが、当社は今までは3回に分けて納付する形をとっておりました。


そのため、今までと同様に3回納付と記入し申告書を提出していたんです。


ですが、今回の当社の概算保険料は30万円台の金額でした。


私は、3回にわけて納付できるのが40万円以上、ということをすっかり忘れておりました。



そのため、納付回数を1回で前納するか、または概算保険料を40万円まで上乗せして3回に分けて納付するか、の問い合わせでした。



その後どうしたのかというと、当社の代表に確認を取り、1回で前納することに訂正したという出来事がありました。


もしよかったら、こちらも読んでみてくださいね!

労働保険料の申告・納付






7月10日までに年金事務所へ提出しなければならない書類


◆月額算定基礎届



年金事務所への提出期限が、こちらも7月10日までです。


早めに提出したいところですが、4月、5月、6月に支払った健康保険被保険者の給与金額を記入するので、6月分の給与額が確定しないと書類を仕上げることが出来ません。


そのうえ、一緒に提出する総括表は7月1日現在の労働者数について記入しなければならないため、7月1日以降に確認することになります。


その後の提出となるので、6月中に記入できるとこまで仕上げておくことにしてます。


もしよかったら、こちらも読んでみてくださいね!

 月額算定基礎届について




まとめ


以上の書類を作成するにしても、日々の業務と並行して作業をすすめているので、思うように進まなかったりすることもあります。


そうしたことを想定し、私は5月の初めから作業をコツコツすすめてました。

なんてったって、一人事務員ですからね!


段取りよく計画的に進めないと、後が大変になっても誰も助けてくれませんからね!


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