推定IQ70前後の「バカ」と呼ばれた母親

9月のお彼岸に母親が死んだ。母親が死んだのに正直ホッとして、悲しくて泣くことはなかった。母親らしい事は何もしてもらえず、幼い頃に母親に頼ること事を諦めた筆者。現在2人の子を持った筆者が母親に対して思った「やっぱりバカだったんだなぁ」というエピソードを綴っていきたいと思います。

貧乏?

うちは貧乏だと思っていた
いつからそう思っていたのか?
記憶を辿ると
年長児の5歳

には貧乏だと思っていた。

otoyosan.hatenablog.com

前回の記事

にも書いてあるが、うちは資産家で父は大手企業の工場で働いていたので、高収入だったのだ。



小学校へ入学するので家族で学習机を買いに近所のホームセンターに行った。

ベージュカラーのサンリオのキャラクターの学習マットのある女の子らしいデザインの学習机



こんな感じ。
本当はこれが欲しかった。
でも少しお高かった。

隣のガンダムのキャラクターの学習マットがあるダークブラウンの学習机のほうが安かった。


こんな感じ。
値段は安いけど、おそらく男の子用。


机売り場の周りを何度も何度もグルグル回って、行ったり来たりして、考えた。



こんな高い机を買ったらうちのお金がなくなる、かわいそう。
お父さん、おとよさん、下の兄弟にヒモジイ思いをさせてしまう。

何で男の子用を選んだのかと聞かれたら・・・。
大人になってからも使えるように大人っぽいのにしたと言おう!!


5歳の私はこんな言い訳まで考えて・・・。
安いほうを選んだ。


今思えば、18歳で家をでたので大人になってからは使っていない。
田舎の農家の家なので、壁は砂壁だし、現代のきれいなおしゃれな家もないし、かわいらしい机でなくてもよかった。
気に入って買ったものではなかったけど、すぐに気にならなくなった。

結果、安いもので良かったと思う。




ランドセルを買った時もそう。
革の素材のランドセルのほうが本当は欲しかった。
でも高かった。
だからクラリーノのランドセルを選んだ。
安かったから・・・。

今はクラリーノ素材のランドセルが主流ですよね!
軽いし丈夫だし型崩れしにくいし。

今思えば、私が選んだクラリーノのランドセル。
時代を先読みしてますね。


当時は半数以上が革素材のランドセルで、高学年になるとみんな潰れてぺったんこになっていましたよね。
そんな中私のランドセルは高学年にっても綺麗なままでした。
みんなのが潰れているから上に乗っかって潰そうとしてましたけど、潰れませんでした・・・。

ママ友とランドセルの話になった時に
「今のランドセルは丈夫で6年間使っても綺麗なんだよ~」と。

心の中で、
30年前もクラリーノのランドセルは丈夫だったし・・・。
あなたはご両親に革素材のいいランドセルを買ってもらっただね・・・。
と・・・。
毒づいてしまいました・・・。


今も革素材のものはありますけど、防水加工やら、なんやらでさらにお高くなっていて、10万超えでした。


わが子に購入したランドセル。
今のランドセルはとってもお高いです。
約7万もします。

主人のご両親が購入してくれました。


そういえば、おとよさんも元気な頃は言っていました。
「ランドセル買ってやるからな」と。

お金もってないのにどうやって買うんだろうといつも思っていました。
大人になった私は「お願いしますね」と返事だけしておきます。
どうせ買えないのは知ってるから。

いつもそう。
学校で必要なものは絶対に用意してくれない。
「明日買って来てやる!」
と言って絶対に買ってこない。
何で買って来ないのか聞いても
「金がない!」
「忘れた!」
「知らねーよ!」
となる。


おとよさんに言っても埒が明かない・・・。

先生に注意される・・・のは私。
周りから白い目で見られる・・・のは私。

結果
お爺さんのお財布からお金を盗んで自分で買いにいくようになりました。
小学1年って、こんなことも出来るんですね。



話が脱線してしましましたが、
こんな事されていたら、うちは貧乏だと思いますよね。

大人になってから聞いた話だと、
父はおとよさんに生活費として毎月10万円渡していたそうです。

えええっそんなにもらっていたの?
が正直な感想です。
私、主人からそんなに貰えません。
というかないです・・・。
10万円生活費であまりません。
なので、私も働いています。

田舎なんで米、野菜は買う必要はありません。
食費は肉、魚くらい。
あとは生活用品・・・。
贅沢すればきりがありませんが・・・。



これも後から聞いた話ですが・・・。
10万円生活費を貰っていると聞いたおとよさんの従姉妹に金づるにされていたようです。
もちろん、おとよさんは金づるにされているとは思っていません。
日中に車で迎えに来てくれて食事にいったり、買い物に行ったりしたそうです。
支払いはおとよさん。
送り迎えでいろんなところに連れて行ってくれるので喜んで出かけて行ったそうです。
お金もたくさんあるので、あるだけ使ってしまったそうです。

それを誰かから聞いた父は生活費を5万円にへらしたそうです。

おとよさんはよく「金がない」と口にしていました。
(あっても使ってしまうのにね・・。)

おとよさんは身なりも気にするタイプではないので(知能か低いからそこまで気が回らないだけですが)
いつもみすぼらしい恰好をしていて、同じ服を何日も着たり・・・。
お風呂もあまり入らす、匂っていても気にしませんでした。


そんなおとよさんを見て育ち、周りと比較し、自然と
うちは貧乏

と思ったのでしょうね。


子供もために身なりは気にしましょう
(無理くりすいません)