私ならマンホールの蓋はこう直す!

いつも倹約しんちゃんのブログを読んでいただきありがとうございます。

Amebaの倹約しんちゃんのブログ「朽ち果てたマンホールの蓋をどうする?」の続きの記事になります。

Amebaブログのほうでは問題の状態の確認と材料の準備までをお届けしました。

まだまだ先が長い内容で、せっかくだからこちらに来てもらおうと考えて場所を変えました。

 

早速、準備した材料の加工に入ります。

加工に使用する工具類は順を追ってご紹介させていただきます。

まず、ベースとなるステンレス(SUS)製の板に穴あけ加工をします。

ステンレス板の罫書(けがき)作業には、私はBlue-Point®のピックアンドスクライブ ・ツールである「
YA339 ストレート/ 90°スクライブ 」を使用します。

素材に高品質炭素鋼ブレードを使用したアメリカ製のツールで、Snap-onが販売するOEM製品です。

Blue-Point® は Snap-on® 製品の生涯保証に対し短期間の保証しかなく、殆どが他社で生産されるOEM製品です。

私が Blue-Point® を使う理由は、Snap-on® で買い物をする際に一緒に購入できるアメリカ製ツールだからです。

Blue-Point® YA339 ストレート/ 90°スクライブ
Blue-Point® YA339
ストレート/ 90°スクライブ
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準備したステンレス製の板も元々が廃材で、何かを加工した際に出た端材のようです。

写真ではわかりにくいのですが、若干長方形になっているので横長方向に合わせて取っ手を配置します。

縦:130mm
横:135mm
取っ手の配置を決めています

タキゲン ステンレス丸棒取手(雌ねじ) A-1042-C-7

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このスクライブ・ツールを使ってステンレス製の板に穴あけ箇所にマーキングします。

ステンレス製板の罫書作業

取っ手のネジ穴の中心が来る位置を確認します。

取っ手を配置するバランスを確認
ネジ穴の中心位置を確認

ネジ穴の中心に合わせて縦線を罫書きます。

罫書作業後の寸法確認

次に穴あけ位置にセンターポンチで穴位置を確定させます。

この作業は省略できますが、加工する素材次第では省略できない重要な作業になります。

ステンレスのように硬い金属をドリルで穴あけ加工をすると、加工中に刃先がブレて位置ズレを起こします。

大きくズレる分には穴あけをやり直せますが、微妙なズレは位置補正の難易度が上がります。

そのような時間の浪費を防ぐためにも、こちらのようなセンターポンチの使用をお勧めします。

Snap-on® PPC404A
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このセンターポンチを使って刻印します。

センターポンチによる刻印作業
センターポンチで刻印された状態

全てのポイント(全4箇所)に刻印を終えたら穴あけ作業に入ります。

穴あけには電動ドリルを使用しますが、作業はドリルのサイズを小さなものから大きなものへと順に変えていきます。

使用した電動ドリルはこちらで、購入時にこの製品を選んだ理由は…

標準で急速充電器が1台と予備を含めてバッテリーが2個ついていることです。

写真にはありませんが、丈夫なケースにそれら一式が収まるので持ち運びもしやすいです。

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ドリルビットの加工対象が「軽金属」となっていて、ステンレスの加工には向かないのですが…

失敗しない倹約しんちゃんはこのドリルビットでいつもステンレス板を穴あけしています。

ドリルに1.5mmのドリルビットをしっかり固定して加工を開始します。

ドリルにドリルビットを取り付けた状態

センターポンチの刻印に合わせてドリルで穴あけを行います。

穴あけ作業

写真ではセンターズレを起こしているように見えますが、センターを捉えて加工できています。

穴あ加工後

あとはドリスサイズを少しずつ大きくして、センターズレに注意して狙うサイズの穴に加工していきます。

その過程でドリルサイズがドリルの許容サイズを超えるサイズがあります。

今回、最終仕上がりサイズを13mmにする必要がありましたが、使用した電動ドリル本体の標準チャックではドリルが装着できません。

商品価格、市場評価、キーによる締め付けが可能なタイプとして、倹約しんちゃんが総合的に判断して選んだ商品がこちらです。

最大シャンク口径は13mmまでのものがほとんどで、それ以下の10mmまでという製品も多くあります。

このことからご家庭で揃えるドリルのサイズも13mmを上限にすることを覚えておいてください。

13mm以上のドリルを個人で購入してしまうと、電動ドリルで装着できずに眠らせることになります。

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今回使用したいドリルサイズが上限サイズ(13mm)に収まるドリルチャックで、ドリルをしっかり固定できるキーも標準でついています。

14.4V電動ドリル対応の強度を持っていて、今回使用する12V電動ドリルも余裕でカバーします。

この日、ゴールデンウィーク中の夜勤が続く日だったので、寝る時間を確保するために荒削りで申し訳ない仕上がりです。

穴あけ加工完了

普段は最小サイズになってもらう必要があるので、取っ手が貫通して出入りする構造にしています。

取っ手をセットした状態

適正なクリアランス(隙間)を作ることで、取っ手を持ち上げるときの操作性を向上させます。

マンホールの蓋に加工した部品をセットした状態です。

マンホールの蓋の裏側はこのようにネジ止めしています。

M6サイズのトラスネジで固定しています
マンホールの蓋の裏側(全体)の状態

通常はこのような状態になります。

マンホールの蓋を持ち上げるときだけ取っ手を引き出して持ち上げます。

ステンレス特有の「もらい錆び」対策が必要なのでこれで完成ではありません。

今回はあくまでも応急処置なので、純正品であるこちらの蓋の購入をお勧めします。

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