中村哲氏殺害について、とても興味深い記事。
中村氏は、水不足や飢えに苦しむアフガニスタンの人々を助けようと、灌漑施設の建設に従事していた。
一方で、小麦は1トン約250ドルと安いため、アフガニスタンのような貧困国でも外国から容易に輸入できる。同じ土地なら小麦のような穀物よりも、麻薬を栽培して外国に売った方が金になる。
穀物を栽培しても、自給自足はできるが貧困からは脱出できないし、売っても二束三文にしかならない。
中村氏が灌漑を手掛けて農地が広がれば広がるほど、アフガニスタンは今現在における経済的な潤いから遠ざかる。
それで、麻薬を資金源として信仰しているイスラム過激派が外国人でもある中村氏に強く反発して殺害したのでは?という川島博之氏の推論。