路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳】:首相の“やってる感”すごいな/06.07

2020-09-02 00:02:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政界地獄耳】:首相の“やってる感”すごいな/06.07

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:首相の“やってる感”すごいな/06.07 

 ★6日、首相・安倍晋三は通算在職日数が2720日となり、歴代3位の初代首相・伊藤博文と並んだ。首相は「(12年以降の)5回の国政選挙で国民の皆さまから力強い支援をいただき、ここまでくることができた。改めて感謝したい」と述べた。最近、首相の政治活動、いわゆる芸能人との頻繁に行われる会食や懇談、さまざまな視察で写真に納まるさまを見て、選挙用の“やってる感”と称する言い方が定着しているようだ。

 ★さして実績評価もないのに仕事をしているようなさまをやってる感というようだが、国会で予算委員会も開かず、解散風を吹かせるだけでは確かにやってる感といわれてもやむをえまい。それどころか何をやっているかの説明はままならず、選挙対策用にさまざまな人たちと写真に写るのはけしからんといわれても、政治家はそれも仕事だといえよう。ではやってる感のどこに問題があるのか。当然、仕事もしないで選挙広報にうつつを抜かしているから、首相のくせにそんなことばかりやっている、といった評価なのかもしれない。つまり本来の仕事をしろというが、やってる感の背景にはある。

 安倍首相(中央左)を訪問し、ネタを披露する吉本新喜劇のメンバー。左端は西川きよしさん=6日午前、首相公邸(代表撮影) 

 安倍首相(中央左)を訪問し、ネタを披露する吉本新喜劇のメンバー。左端は西川きよし(代表撮影)(共同)

 ★長期政権でなければ成果が出にくいものに外交がある。安定した基盤で外相も同じ顔を据えてじっくりと外交ができるからだ。政権も拉致問題解決を含む日朝関係、日露関係は北方領土の返還交渉、日韓、日中関係など周辺国との懸案処理に取り組み、相応の首脳会談を続けたが日露関係は北方領土を固有の領土すらいえなくなったなど大幅に後退した。北朝鮮には「圧力あるのみ」といい、ミサイルにはJアラートを鳴らして避難訓練をやらせていたが「無条件に会いたい」と言い出し北朝鮮から「ずうずうしい」といわれた。これがやってる感。6日には野党が予算委員会を開かないのはけしからんと合同で怒りの院内集会。国民にはやってる感だけが伝わってくる。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳    

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2019年06月14日  08:16:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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