【東日本大震災9年】:「幻の一戦」実現へラグビー神社丸の内から釜石に
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東日本大震災9年】:「幻の一戦」実現へラグビー神社丸の内から釜石に
◆<あれから9年…忘れない3・11~東日本大震災~>
幻となったラグビーワールドカップ(W杯)の一戦が、今年10月下旬から11月上旬に復活する可能性が高まった。
昨年のラグビーW杯期間中、東京・丸の内にあったラグビー神社(三菱地所提供)
昨年9月、岩手・釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで、ラグビーW杯予選プールの第1戦に沸いたが、10月の同第2戦「ナミビア対カナダ」は台風19号直撃で中止となった。地元は失われた夢の戦い実現へ向け、一丸となってスクラムを組む。
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幻となった戦いの実現へ「釜石ラグビー神社」が誕生する。昨年のラグビーワールドカップ(W杯)期間中に東京・丸の内に設置されていたラグビー神社を譲り受け、メインスタンド後ろの私有地に移設し、20日に鎮座式を行う予定だ。
神社名と通称「うのスタ神社」は地元の鵜住居小学校の児童が発案した。同神社は1910年(明43)に関西で初めてラグビーが行われた世界遺産・下鴨神社(京都市)ゆかりの神がまつられており、鳥居はゴールポスト型、鈴はラグビー型、ご神体はラグビーボール型で釜石商工高の生徒が作製した。移築費用300万円のうち、150万円をインターネットのクラウドファンディングで募集し、214万7000万円が全国から集まった。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・災害・地震・津波・東日本大震災】 2020年03月07日 07:01:00 これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。