Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

児童精神科入院不可で八方塞がりの13日の金曜日

 

昨日13日の金曜日。待ちに待った神戸の某大病院の児童精神科受診の日であった。私と娘は、母を看取った京都から直行で神戸の病院に向かった。

 

先週、後ろ髪をひかれる思いで初診を受診し、ある提案を受けたのであるが、今回は、その確実な回答をもらいに行ったのである。 

担当である、伸ばしっぱなしの長い髪(私みたい…)を束ねた女性医師は、兵庫県では有名な児童精神科の入院施設に毎週足を運んでいるという。そこには、鬱、拒食、不登校、発達障害など様々な心の問題を抱えた子供の治療兼教育施設となっている。そこの院内学級で、残り少ない中学生としての日々を、毎日、同年代の子供と関わり、体調の良い時間に授業を受けさせてやりたいと、強くかつ儚い期待を抱いていた。

 

この医師は、ここへの入院を可能にするべく、頑張って働きかけてくれていたようなのだが、結局それは叶わず、空いていた一枠は手に入れられず、6か月待ちになってしまったそうだ。おまけに、次の診察が1か月以上後になり、それは実質、「経過観察」という、医師の無為無治療を正当化する口実のような状態になってしまったのだ。

 

娘の場合、身体の病気の問題が大きすぎて、心の不調がそれほどクローズアップされているわけではないのだが、こんな状態にされて心を病まない方がどうかしていると思うし、実際、鬱や不安障害(パニック障害のような呼吸困難)を発症している。

 

このほかに、一番問題なのが、過眠症状なのであるが、母の看取りのためのホスピス在住中は一日20時間ほど眠る日もあった。天気の悪い日の頭痛も顕著である。

この異常な症状は、脳脊髄液減少症の症状ではよく見られるのであるが、反対に不眠で悩む患者さんもいたりするので、「睡眠障害」と大きく括るほうがいいだろう。我が子の、この異常な睡眠障害を放置しているわけではない。

 

子供の不眠をしっかり診てくれる神戸市の専門病院に問い合わせると、5か月待ちで初診が来年1月になるそうだ。一応予約はしたが、周りの全ての中3生が、冬休みも終わり、学校にも登校せず、いよいよ受験の最期の追い込みをかける最後の1か月に、私たちはいったい何を始めようというのか?

仮に、この病院で入院検査・治療を開始してもらえたとしても、受験どころではない。

・・・情けなくてもう全てを捨ててこの世から逃避したくなるような気持ちである。 

 

気休めに、大阪の有名な睡眠障害の専門病院に問い合わせたら、「子供はあまり診ないのですが、朝起きられるようになって学校に行けるようになったら来てください」という、理解に苦しむ意味不明な断り方をされた。「朝も昼も起きられないから診て欲しいのにおかしくはないですか?」と尋ねると、看護師は「先生がそう言ってられますので」と、逃げるのみ。

 

この過眠、脳脊髄液の漏れが続いているのではないとすると、事故で誘発された突発性過眠症であり、根治させるのは難しくなる。投薬治療で、モダフィニルという中枢神経刺激薬を飲んで、無理矢理覚醒状態を作ることによってしか社会生活が営めないようなのだ。こんな劇薬を将来出産を控える女の子が飲むなんて恐ろしい話だ。

 

 

 

入院が不可となったことで、娘が中学生として、もはや、毎日教育を受ける事も絶望的となった。暫く中断していたが、来週から週2回、特別支援学級から来て頂けるが、それ以外の時に自分で勉強をしようと思っても、眠気が強く続かない。いつも、「スタディサプリ」を開いたまま途中で眠ってしまっているのだ。当然頭にはほとんど残っていない。

このような現状を話すと、昨日の女性医師からは、「中学3年だと、支援校から週2の授業だけでは明らかに少ないので、原籍校からの協力を求めたらどうでしょうか?そうされている方多いですよ」というアドバイスをもらった。

 

原籍校・・・娘をこんな身体にしても、顔も出さない体育教師と謝罪もしない加害生徒がぬくぬくと生活している学校である。

 

事故後、娘が計2か月近く入院しても誰一人顔も見に来ず、一年半の間、保険の処理以外は、何の協力もしてもらえず放ったらかしにされている原籍校

学校が大好きで、いつも一番前の席を希望し、熱心に挙手をして授業に参加していた生徒を、「治ってももうあの学校には戻りたくない」と言わせ、潜在的不登校生徒にしてくれた原籍校。

被害者として、事故により多大な不利益を被った娘のフォローを願い出ても、積極的に動いてくれる人間がいなかった原籍校

 

自宅から徒歩1分の原籍校。しかし、その間には深い谷間でも横たわっているのだろうか?勉強を教えに来てくれるどころか娘の顔を見にきてくれる先生は事故直後の数回を除いて、この1年以上の間、誰一人いない 

(*「配布物の玄関先やポストへのお届け」は支援学校に転出までは時々あり)

 

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