3年前の春、娘が失望の末に地元の神戸市東灘区の公立中学校に入学することになってから、制服を指定の店に買いに行ったりとばたばたしていました。
教師たちの「白」への異常なこだわり
そして、制服以外に学校の指定のものとして、靴が「白」一色でないとだめだということで、最寄りの靴屋さんに行きました。なるほど、この地域のこの時期の需要を満たすべく、無地の白い運動靴が山積みになっています。
「これは汚れが目立つので毎週末の靴洗いだなぁ・・・」
通学も体育も全部この白運動靴でするため、どうせすぐに履きつぶすだろうと、中間価格帯でクッションのなるべくしっかりしたものを買いました。
そして靴下も白の無地のものを調達完了。
「これで全部揃ったな・・・」
そうして、入学のしおりの服装規定のところを見直すと、今まで生きてきた中で見たためしのないこんなものがあって目が点になりました。
女の子の下着の色は白に限りワンポイントも不可!
「なんじゃこれ? 何の必要があってこんな事決めているの?」
とは思いましたが、最初から学校に質問に行くのも憚られるため、スーパーダイエーに自転車で見に行きましたら、これがなかなかありません。
白のキャミは沢山ありますが、どれもワンポイントがついているためこの学校では不可となります。
引き返して今度は、住吉駅の中にあるリブ住吉の子供服売り場に行きましたが、やはり白一色というものが見つかりません!
この中学に来ることになるとは思わなかったため準備が遅れた分、もう全て新入生のご家庭に買っていかれたのかもしれないと思いました。
ユニクロのエアリズムもサイズがなかったため、仕方なくワンポイントありのものを2~3枚買うことにしました。こんな服の下に着るものを誰も見る人がいないのだから、別に構わないだろうと軽い気持ちでした。
先生が見ている・・・
そうして、学校が始まりました。
娘は、いきなり先生に呼び止められましたが、これは下着違反ではなく、髪の毛をゴムでくくる位置が耳より上になっていたことでした。(ポニーテールも勿論不可)
下着に関しては、当初、下はスカート、上は白ブラウスの上にベストという服装で行っていましたのでワンポイントがあるかどうかなど誰も知る由もなく安心していましたら、ある日娘が言いました。
「この学校な、おかしいんやで!体育の着換えの時に先生が教室に入ってきて、ずっと下着の色の違反がないかじろじろ見てチェックしはるんや。私、ばれないかひやひやしたわ・・・」
「え、まさか担任(男)?」
「それはさすがに違うわ。女の先生やけど・・・」
ということなのです。まさに、下着Gメン ともいうべき挙行に出られてましたね。
この学校の教師の仕事の一つに、着替えている中学生女子の下着チェックというのが含まれているらしいということで、
「それは、先生は馬鹿らしいことさせられると思いながらも断れないんやろね」
「あんなことさせられて、先生の方が恥ずかしいのとちゃうかと思うわ」
というような話になりました。
当時はむしろ、いい大人なのに、こんなアホらしいことをさせられる先生方に同情を禁じえませんでした。
この学校だけがそうなのかどうかわかりませんが、神戸市の中学はどこも似たり寄ったりなのではないでしょうか。
とにかく、「ここまで管理するのか・・・」と、あまりの徹底ぶりに寒気さえ覚えたことを思い出します。
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オッサンは「白」がお好き?
昨日の記事に書いた、平成まで続いた丸刈りの伝統もそうですが、神戸市の教育委員会にはこの頃、校内暴力が吹き荒れた70~80年代に身体を張って教員をやっていた教師たちが管理職となり、教育委員会の重鎮=長老となり、校則における基本方針などの決定権を牛耳っていたのだと思います。
さて、ここで質問です。
「この管理職の長老たちですが、男性でしょうか、それとも女性が多いでしょうか?」
私の印象では、小学校では女性管理職も少くありませんが、中学校の教頭、校長はほとんどが50台の男性ではなかったかと思います。
という事は、つまり、こういうことを想像して気持ち悪くなったのですよ・・・
この管理職のオヤジらが、教育委員会の会議や職員会議などで、
「女の子の下着は、色付きはけしからん!白がいいのだ。ワンポイントも清潔感を損なう!純白の白のみ!」
「そのとおりです、校長!思春期の清純な女の子の下着は白が一番です。真っ白の白一択!!」
などと、腹の出たオッサン達が恥ずかしげもなく言い合っているのだとしたら、まさに「変態」だろうと思ってしまうのですが、皆さんはどうお感じになるでしょうか?
引き続き毎日の応援をお願いできれば嬉しいです♡