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[初心者必見] 英語リスニングのコツをご紹介します

2020 7/13
[初心者必見] 英語リスニングのコツをご紹介します
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この記事では英語リスニングのコツについて紹介します。

英語のリスニングに悩んでいる方は、今回紹介するコツを意識するだけで、リスニングへの苦手意識なくなるはずです!

 

プロフィール写真もりぞー
神戸市外国語大学の英語学科卒業。英検1級、TOEIC970点、TOEFL iBT107点取得。
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目次

まずはこの英語の音声を聞いてください

最初に、以下にあげたABCニュースから、1センテンスだけお聞き下さい。

字幕
She was a scientist, humanitarian, wife, mother, and trailblazer who paved the way for thousands of others to succeed, not only at NASA, but throughout this nation.

この記事では、この文を例に、リスニングのコツを紹介していきます。

ちなみにこのニュースは、アメリカの首都ワシントンDCにあるNASAの建物が、黒人女性で初めてNASAの技師になったメアリー・ジャクソンにちなんで改名されることになった、と報道しています。

聞き取れないからといってパニックしない

さて英語の初心者は、英語を聞く経験がまだ少ないため、自然なスピードで話される英語を聞くと緊張してしまいます。

英語の初級の方でも、上の例でscientist、wife、mother、nationのような単語は聞き取れたと思います。そしてアナウンサーがしゃべった言葉が字幕で表示されていることに気がついて、意味がわかった方も多いのではないでしょうか。

このように日常生活での聞き取りは、断片的に聞き取れると、音以外の要素から意味がわかることが多いです。

聞き取れない箇所があっても、絶対にパニックに陥らないようにしてください。

単語を全部聞き取ろうとしない

英語初心者のなかには、書き取り練習のように、全部の単語を聞き取ろうとする方がいらっしゃいます。そして途中でわからない部分が出てくると、そこから先に進めなくなる場合が多いです。

しかし、普通の人間は自然なスピードで話される言葉をすべて正確に捉えることはできません。

私たちは日本語を聞くとき、すべての言葉を聞き取ろうとしてはいません。重要な単語やフレーズに意識を集中しているのではないでしょうか。

英語を聞くときも同じように、文のなかで強く発音されて強調されている部分などを聞き取ることに集中するようにしましょう。

日本語に翻訳しようとしない

英語のリスニングで意味がわからなくなってしまう方の多くは、聞き取った英語を、日本語に翻訳しようとしている場合があります。

先にあげた例文をもし直訳風に日本語にすると、「彼女は、科学者であり、人道主義者であり、(中略)またNASAばかりでなく、この国全体で、他の何千人もの人たちが成功する道をひらいた先駆者でありました」となります。

このように文章を訳すには、文章が最初から最後まで文字になっていなければなりません。

英語を聞き取って理解するためには、後で詳しく説明しますように、英語の語順で理解していく必要があります。

辞書や教科書の発音にしばられない

英語初心者のなかには、すべての単語が、辞書や教科書に書かれているように発音されると思っているため聞き取れなくなる方が少なくないです。

今回の例文の最初の部分を聞きますと、アナウンサーは「シー、ワズ」と区切って発音してはいません。「ワズ」は、ほとんど「シー」の付属であるかのように弱くしか発音されません。

英語中級以上の方は、音が連結したり消失したり変化したりすることをご存知でしょう。

英語を聞くときも、1語1語明瞭に発音されるわけではない、音が変わることがある、ということを意識することが重要です。

単語やイディオムを正しい発音で覚える

ここからは英語のリスニング力を向上させるコツを紹介します。

英語のリスニング力を向上させる第1歩は、単語やイディオムを覚えるときに、正しい発音で覚えることです。

単語やイディオムを正しい発音で覚えていないと、知識があっても聞き取れないということになりかねません。

例文にあったNASAという略語を例にとります。この言葉をおぼえるときに日本語風に「ナサ」という発音で覚えるのでなく、「ナアサ」という発音で覚えていることがポイントです。

正しい発音で覚えていると、「ナアサ」と聞いて、NASAだとわかり、意味がすぐに浮かんできます。

単語や文法、表現の正しい知識を身につける

今回の例文の意味は、trailblazer「先駆者」という上級レベルの単語の意味を知らないと、正確に理解できません。このように1つでも知っている単語の数が多いことが、リスニング力向上に非常に重要です。

文法や表現の正しい知識も、リスニング力向上と切り離すことはできません。前後の文脈で意味が明瞭な場合、弱くしか発音されない単語があるからです。

例文の冒頭、She was a scientist…の不定冠詞「a」は強く発音されません。定冠詞の「the」でないことは直後の文脈によって明らかになるからです。

英語の語順で理解するようにする

先ほど、「聞き取った英語を、日本語に翻訳しようとしてはいけません」と書きました。

英語のリスニング力を向上させるには、英語を「意味のまとまりごとに、語順のまま聞いて理解する」習慣をつけるようにしましょう。

特に意味のまとまりでは息継ぎが入ることが多いので、その度に頭を切り替えていくことがポイントです。

上の例文ではShe was a … trailblazerでまず一区切りです。

続くwho paved the way for thousands of others to succeed以下は、新たな内容として理解しましょう。

さまざまな英語に触れる

英語は、国や地域ごとに発音や表現に特徴があり、違いも大きいです。「イギリスとアメリカは共通の言語で分け隔てられた2つの国である」という言葉を聞いたことのある方も多いでしょう。

英語を母語としない人たちの英語まで含めると、バリエーションは無限です。

英語を勉強することの目的が世界の人たちとコミュニケーションをすることにあるのであれば、さまざまな英語を聞き取れるようになりたいものです。

日常的にさまざまなメディアを通じていろいろな英語にふれることが、リスニング力向上への何よりの近道だと思います。

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