移動しながら祈り雲を彫るということ

普通と比べ、引越しの多い生活をしてます。
もの心つく前から、親の転勤などで、
3年以上同じ場所に定住したことがなく、
社会に出ててからも、
色んな節目で引越しをしています。

-世の中の変化-
今、巷では引越しというレベルではなく、
ノートPCを一台持って
国内でも海外でも旅をしながら仕事をする
ノマドワーカーなるものが増えていますが、
移動しながら生産活動ができる
という条件さえクリアしていれば、
ものづくりでもそれは可能です。

店舗を営んでいたり、
地域密着の仕事ではないので、
そういうジャンルに
切り込んでいこうかなと思っています。

-木工もやり方次第-
基本的に切り屑を出していい所なら、
どこでも仕事はできます。
ただ、角材からやるとなると、
のこぎりが必要になり、
のこぎりを使うには
固定具や作業台が必要となっていき
設備が大きくなっていきます。

なので、
ある程度の効率を考え、
少ない鑿で進められる状態にしていく
など最低限の下準備は必要です。

加えて、小さな鞄に入る程度の
小型の固定具も自作しました。

-木工のイメチェン-
なぜ、こんな事をしているのかと言うと、
木工職人って、
同じ場所でじっと仕事してる感じが
あると思ったからです。
「忍耐」というイメージとも
結びつくところがありますよね。
実際には、
満員電車に乗らなくていいし、
上司の自尊心を満たす為の
パワハラに耐える必要もないし、
かなりストレスフリーだったりしますが、
言葉が持つ固まったイメージが
若い人がこの世界に入るにあたり、
一つの障害になっていると思います。

-まとめ-
というわけで今は、
好きな場所で作業できるよう工夫したり、
仕事の自由度を上げていく事で、
職人仕事を魅力あるものにしていく予定で
その内容をどう伝えるか
までは考えていませんが、
まだ若い人が「やってみたいな」と
思えるような仕事にしていけたら、
と思っています。

コロナウィルスがひと段落したら、
一通りの道具を持って
遠くへ出てみます。