昭和63年開通の青函トンネルを通過する車両たち、夢空間はJR東日本が新しい寝台列車の試作として3両が作ったものです。3社の車両メーカーと3社の百貨店による内装が特徴です。
また、このセットには2両しかないマニ24が含まれています。

製品番号は92792。
全7両のセットです。
本来の製品はB開放寝台ではなく、東日本のオロネとオロハネが3両入っていますが、当車両区では後日紹介する東日本編成に流用しているため、発売のセットではない姿をしています。

まずは上からオハネフ24と25
24系と25形の違いを味わいます。

24系25形のツーショット。25形は2段寝台化の上トイレ配置が変わり、トイレ窓と寝台窓の距離に差があります。

マニ24とオハネフ25。

マニ24は北斗星増発と臨時増発による電源車不足のため50系を改造したものです。
臨時の減少とカシオペアデビュー後はそんなに出番はありませんでしたが、時たま、北斗星運用に入っていて上野駅ではあれ?今日のカニは変じゃない?と感じられるほど違和感のある電源車です。

50系そのままだと24系との屋根の高さが合わないので飾り屋根を乗っけています。

反対側は50系を感じさせます。

ここからは夢空間の本流です。オロネ25-901はデラックススリーパーとよばれ、オールドニューをコンセプトに日本車輌製造と高島屋による日本版オリエント急行の寝台車です。
3室6名のA寝台車。
今は東京の江東区木場のレストラン"アタゴール"で余生を送っています。

オハフ25-901はロビーカーで富士重工と松屋による"知的遊空間"をコンセプトにアールヌーボー調の車両。愛称?はクリスタルラウンジ・スプレモ。電子ピアノとバーカウンターがあり、ロビーカーというよりは食事をする前後に寛ぐラウンジといった立ち位置。
ちなみに"スプレモ"とはスペイン語やイタリア語で"最高の"や"至高の"といった意味があります。
今は埼玉県のららぽーと新三郷で、子供達のDSをする空間になっています。( ;-;)


最後はオシ25-901。パリのビストロをイメージして東急車両と東急百貨店と東急グループによる24系25形食堂車の最高位に位置する車両。20系を彷彿とさせる丸顔、往年のつばめ青大将の系譜かと思わせるエメラルドグリーンの車体を持ちます。
モダンな雰囲気を持ちつつ、今は埼玉県のららぽーと新三郷の駐車場の片隅で静かに余生を送っています。


ではでは~(-_-)/~~~