重度知的障害、自閉症のta-sanと二人で貧乏脱出

重度知的、自閉症、強度行動障害児と生活しているシングルファーザーです!私達に、助けなど無いと知り、恥を掻いても、みっともない生活でも、希望にかじりつき生きる親子のブログ

中学三年生文化祭


◎はじめに



今回の記事は、間もなく開催される

中学三年生、ta-sanの

中学生、最後の文化祭の事を

以前の事を、振り返りながら

記録して置こうと思います






中学三年生の文化祭と言うと

親がワクワクと言うよりも

中学生最後の文化祭と言う事で

本人が、一番ワクワクするものですが




重度知的障害が有る、ta-sanには

どう、映っているのか?



何かは、感じていると思いますが

ta-sanは、普段と何ら変わり無く

進んでいる感じです😊








◎文化祭







文化祭の有るこの時期、上記で述べた

ta-sanの、「何ら変わり無く進んでいる」

中学三年のこの状況を

papaは、信じ難い思いでいるのです




ドキドキとワクワクと

かなりの、緊張です




電話が鳴る度に

胸が張り裂けそうになりながら
(何も無いんですが、トラウマが多くて( ̄∇ ̄)





「文化祭、上手く行け、頑張れta-san」と




何も出来ませんませんが

陰ながら応援をしている




................papaが居るんです!





四年前に

虐待から、行動障害をおこし

重度知的障害で、言葉の理解が無く

コミニケーション能力に乏しいta-sanは

体罰の苦痛から逃げる術を



「嫌だ!やめてくれ!」と、言葉では言えず


言葉の代わりに

他害、癇癪という形で覚えました





言葉の代わりに覚えた

他害、癇癪により





他人を動かし

他人を注目させ

欲しい物を手に入れ

気に入らない物を排除し

気に入らない事を排除し

食べたい物、食べたく無い物を操り




これらを

繰り返し成功させた、ta-sanは

他害、癇癪を

自分の言葉として、習得していき




まわりの環境が

(大人、親が)


他害、癇癪を


................強化させて行きました






それと同時に

精神も酷いほどに崩して行きました!




papaからta-sanを見ていて

重度知的障害、自閉症の事を考慮しても

その行動は、異常な部分が多く

鬱なのか、統合失調症なのか



幻覚や、フラッシュバックを繰り返し

頻尿や、全身の蕁麻疹の症状を繰り返し

強迫性な行動にも、苛まれ

明らかに

悶え苦しんでいました




この中でも



................「自分が攻撃される」



周りの物


周りの者


これらが


自分を、攻撃して来る




...........「怖くて、怖くて仕方がない」




いつも、そんな風に見えました




そんな中

ta-sanにとって

「文化祭」という催し物は




少しの環境変化にも

恐怖心と、不快感を抱くため

普段から、薬物を飲み

やっとの思いで我慢している毎日の日常





その、日常が崩れ

音、風景、時間の動きが

ガラリと変わる





ta-sanにとっては


とても苦しく






................「苦痛の祭典なのです」







中学一年生の時は

環境変化の大きい

運動会には、パニックに陥り、出場できず





学園祭では

神体共に、ギリギリ状態を過ごしました





中学2年生の

学園祭では、恐怖心が酷く出ていて

学園祭で使用する、置物や



被り物を、被った友達を

怪物の様に恐れ





家庭生活、学校生活をも脅かしていました





そんな、ta-sanを見て

学校からも

「この時期は、休ませますか?」と

言われた事もありました





学校からの、上記の意見を聞き

papaは

「何とか、学園祭を乗り切り

成功体験を味合わせ、そして

成功体験を積ませたいのです

それが、今一番、ta-sanに執拗です

お願いします」と





学校の先生達と、話し合った事を覚えています




そして、話の最後に




「中学三年生では、今期(中学2年生)の学園祭

と同じに、精神が崩れ、苦しむ様なら

その時は、休学させます」と、言いました







周りの方々のご迷惑もありますし

賛否両論、有ると思いますが




papaには

癇癪、他害行為で

怖い物、怖い者を排除しようとし

学校を休もうとする

そんなta-sanに

この頃は

「学校を休ませる」という考えは

全く、有りませんでした






中学2年生、学園祭の当日は

震え、怯え、悶えて

太鼓にしがみ付く、ta-sanが

舞台の隅に

先生達と居ました




それでも、ta-sanは

他害、癇癪を我慢し

パニックを、ta-sanなりに頑張って

制御をしている様に

papaには見えました




そんな

ta-sanの、悶え苦しむ姿を見て


papaは


泣いても、泣いても





................泣き切れませんでした







そして


今期、中学三年生の文化祭が


まもなく、開催されます


そして、今のところですが











普段と何ら変わり無く

生活を送っています!






papaには

たまに

怖い旨を、表現して見せたり

今日は、学校を休むと表現して見せたりして

未だ、「文化祭」という

環境変化の恐怖心はある様ですが




ta-sanなりに

その恐怖心を噛み砕き

自分自身で、気持ちのコントロール

出来ている様です




そして、何と!

小学1年生から数えての、文化祭9回目

学校生活9年目の文化祭で、今回初




ta-sanの1人台詞があるのです




たった一言の台詞ですが

papaは

ドキドキ、ワクワクが止まらないのです!




その日が、何事も無く来るのか

そして、何事も無く終わるのか?




勿論、ta-sanを信じていますが




それでも

papaは




................「一人で怖いのです」







..........心臓が、風船の様に弾けそうです







ta-sanの

とても、小さな小さな胸は

どれだけの恐怖を抱いて来たのか




体罰の痛みも、音も、匂いも、目に映る物(者)





ta-sanにとっては

................「全てが、怪物」





全てが、怖くて、悶え苦しみ

毎日毎日を震え上がりながら生きるとは






どれだけ苦しくて

どんな思いだったのか?






papaは

何も出来ず

助けてあげられなくて





.......................「ごめんね」と






今、何度も言いたいです









そして

良くここまで耐え

乗り越えて来たと




誇りに思います





ta-san





........................ありがとう!






4年間

親子で苦しんだけど



papa




....................幸せで、一杯です



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