こんにちは。
もちくすです。
2020年11月よりザリガニ類のほとんどが特定外来生物に指定されるそうです。
これにより生体の飼育・販売・運搬・保管等が規制されることになり、違反すると結構重い罰則を受けることになります。
今のところアメリカザリガニと二ホンザリガニはこの特定外来生物からは除外されるみたいなので、いま現在アメリカザリガニを飼育している方は慌てなくても大丈夫。
慌てて放流とかしないでくださいね。
しかし私もこの話を聞いて結構焦りました。
アメリカザリガニを食べる前に通常泥抜きするんですが、持ち帰れなければ泥抜きすることできません。
結論から言えば、駆除前提で一時的にケースに入れることは保管には当たらないとの事だそうです。
こちらは実際、狩猟採取系YouTuberのちーとんさん(@chieeton)が環境課に確認をとられています。
特定外来生物を捕獲した現場でケース等に入れる行為外来生物法の「保管」に当たるから違法といっている方を時々見かけますが、僕もちょくちょく特定外来生物を扱う関係で環境課とはよくやりとりさせて貰っていて、環境課からは以下のように回答をもらっています。
— ちーとん。 (@chieeton) 2020年9月11日
続く↓
今回アメリカザリガニは特定外来生物からは外れましたが、もし特定外来生物に指定されても食べるために持ち帰ることはできそうです。
ただ、指定されてしまうと駆除(食べる)目的で持ち帰っても、間違いなく騒ぐ人は出るんでしょうね。
知らない人全員にいちいち説明できないし。
面倒くさいなー。
できれば特定外来生物に指定されないことを祈ります。
でも遠くない未来きっとアメリカザリガニも特定外来生物に指定されるんだろうな・・・。
てなことを調べてるうちに、無性にザリガニが食べたくなったのでザリガニ捕りに行ってきました。
ザリガニ釣りは楽しい!!
今回、ザリガニ釣りを思い立ったので職場の後輩に「一緒にザリガニ釣り行かない?」と声をかけてみたところ即答でOKをいただき一緒に行くことになりました。
こちらの後輩はご近所さんなのと、子供さんがうちの下の子と同い年言うこともあり、ちょこちょこプライベートでもお付き合いしています。
以前も一緒にハイキングにいきました。
今回も同じメンバーでのザリガニ釣りです。
10時からのスタートですが日差しが強くすでに暑い!
こちらの池はエサ不足なのか、エサを投入すると入れ食い釣れて子供達も大興奮です。
ただ、全体的に小ぶりで内心ちょっと残念。
それでも楽しそうにザリガニ釣りを楽しんでいるのを見ていると、微笑ましくこちらも誘った甲斐があるというものです。
(ふふふ。我が下僕ども!その調子で食材を集めるのだ!)
小一時間もするとバケツがいっぱいになるくらい釣れました。
みんなも暑さでバテてきたのでこの辺りで終了。
私は比較的大き目なのをいただいて帰ることにしました。
ちなみに、後輩にザリガニは美味しいから持って帰ったらって勧めましたが、顔を引きつらせながら丁寧にお断りされました(笑)
さーて今回はどうやって食べることにしようかな。
以前はボイルしただけなので、今回はちょっとひと手間かけてみようと思います。
アメリカザリガニを下茹でする
下茹でまでは過去記事とほぼ同じ流れです。
前回、ザリガニを食べた時は若干水っぽさが気になったので、泥抜きは前より短く1日にしました。
また、前回は食べずに捨てた頭や殻も使いたかったので、泥抜きした後歯ブラシでしっかり洗いました。
前は臭みとりで日本酒に付けましたが今回は焼酎を使いました。
前は30分経っても元気に動いていたアメリカザリガニでしたが、今回は30分でご臨終でした。
流石のザリガニも焼酎には敵わなかったか・・・アーメン。
後は10分程度ボイルして下茹で完成!!
アメリカザリガニのビスクスープっぽいものをつくる
実は泥抜きの最中アクシデントがありまして、大きいザリガニが2匹ほど逃亡してしまいました。
幸いにも環境への影響はない場所ですが、元々可食部が少ないザリガニが減ったのは痛い・・・。
なので、今回はアメリカザリガニの出汁を利用したスープを作ることにしました。
色々調べてみると、ザリガニの頭や殻を裏ごししたビスクスープなるものが良さそう!
しかしながら、こちらとら料理スキルがほぼゼロのオッサンです。
果たして上手いことできるのか不安がよぎりますが、とりあえず挑戦することにしました。
身と殻を別ける
とりあえず気持ち程度の身を取り出します。
5匹しかいないので一瞬で終わりました(笑)
ちなみに、背ワタは写真のように真ん中の尻尾を上手く折り取ると、きれいに取れるようですが、私の場合一回しか成功しませんでした。
身と殻はこんな感じ。
やっぱり身が少ないなー。
頭と殻を炒める
エキスがたっぷり出ることを期待して、頭と殻をバキバキに割ります。
その後、割った殻をオリーブオイルで炒めます。
ニンニクチューブを少し入れて香ばしい匂いがする位まで炒めました。
具材を入れて煮込む
しっかり炒めたら白ワインを入れて、サッと煮立たせます。
そのあと、みじん切りにした玉ねぎ半分と適当に切ったねぎを入れて焦げない程度に火にかけます。
具材は適当に家にあったものを使いました(笑)
その後、水とコンソメを適当にいれトマト缶を半分程度加えて煮込みます。
ある程度煮込んだら、牛乳、バターを入れて煮詰めていきます。
煮詰めながら、木べらで具材をできるだけ潰します。
旨味エキスが出ることを祈りながら・・・。
分量とかすべて適当です。
なんせ、料理スキルないのでよく判らないのです。
でも、味見してみるとなんだか良い感じ・・・?
ざるで裏ごしする
15分程度煮詰めたあと、ざるを使って裏ごししました。
木べらを使って具材をすりつぶしながら裏ごしします。
うーん、なかなか面倒くさい。
なんとかこれ以上は無理だろ?ってところまで裏ごししました。
味を整える
裏ごししたスープをもう一度温めて、ほぐしたアメリカザリガニの身を加え、塩・コショウで味を整えました。
お皿に移し、パセリとブラックペッパーを少し振りかけて完成!!
ビスク風アメリカザリガニスープbyもちくす
アメリカザリガニを余すことなく使ったスープがこちら!
おお!
ちょっと料理ぽくね?
しかし肝心なのは味なのである。
早速いただいてみましょう!
ずずっ。
ずず・・・。
おおおおおおおおお!
なんだこれ、めっちゃうめー!!
なんかよく判らないですが、すごい高級っぽい味がします。
フランスです!おフランスの風が吹いています。
かつてナイフとフォークで食事した、遠い過去の記憶がよみがえります。
まぁ、普通に美味しい食材使ってるのでマズくなる要素はほぼないのですが、中でもアメリカザリガニが凄いいい仕事していると思います。
濃厚!旨味の凝縮!
ザリガニが若干少なかったのでザリガニそのものの味はあまりしませんが、魚介類の旨味があふれています。
これでザリガニをもっといっぱい入れたら凄いことになるんじゃね?
それと最後に少し振ったブラックペッパーが凄く良い感じ。
濃厚な味をピリッと引き締めてくれます。
適当に思い付きで振った割には上手くいきました!
エビが嫌いと豪語する娘(5才)に食べさせてみると、スプーンから手を放さずひたすらスープをすすっていました(笑)
「もうたまらない」「また作ってね」という、とてもありがたいお言葉をいただくことができました。
ありがとう、アメリカザリガニ!
今回のレシピ
- アメリカザリガニ 小型5匹
- 玉ねぎ 半分
- 長ネギ 少し
- トマト缶 1/2
分量適当
- 焼酎
- オリーブオイル
- ニンニクチューブ
- 白ワイン
- 水
- コンソメ
- 牛乳
- バター
- 塩
- コショウ
- パセリ
- ブラックペッパー
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まとめ
頭側に旨味が凝縮してるんじゃないかと思ってましたが、大当たりでした。
アメリカザリガニは可食部が少ないですが、頭側を捨てずに出汁をとれば色々使えそうで料理のバリエーションも広がりそうです。
料理スキルがない私でも、これだけ美味しくできたということは料理上手な人がやれば間違いなくもっと美味いスープになると思います。
もうアメリカザリガニが美味しい食材であることは疑うことなき事実ですね。
一度、騙されたと思って食べてみてくださいよ!
マジで。
ごちそうさまでした!
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