ふわりのにちにち ~造園家・野草家の武蔵野の山野草と雑木の庭づくり~

心象風景をかたちに・・ 童心にかえる ふわりの庭
株式会社 風 代表取締役
造園家・野草家 楠耕慈 のブログ

森を映す庭

2019-06-22 22:01:54 | 日々のこと















疲れた時や考え事のある時には、森に入り、山道を歩くのが一番のリフレッシュ法。

コナラやアオダモ、モミジやヤマボウシ、ツツジやマンサクと・・。

山野草も一杯です。

藤袴、野菊、吾亦紅、山紫陽花、丁字草、ヤブコウジ、不如帰と・・。

東京にも手付かずの森は残されています・・。


と、言うのは冗談で、こちらは町田市のO邸の庭。

施工4年が経過していますが、本日は春のお手入れに伺いました。




4年前の作庭前。

何とも殺風景です。

家の周りの土地は奥行が3m~が2方を囲む単純なもの。

この限られたスペースに、デザインし、「市中の森」を作りました。

造園家によっては、7メートルクラスの山の樹を街道添いの庭に植えて、一見見栄えは良いですが、強風に揺れるのを痛々しく思う事があります。

そういう樹木は数年すると少しずつ弱り、作者の作意だけが残って、劣化します。

木漏れ日が映り、樹木が寄り添いながら、山野草と調和する環境こそが、「森を映す庭」なのではないかと思います。























風(ふわり)の庭 公式HP


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